プレスリリース

2006年1月31日
関西電力株式会社

柔軟なシステム構成が可能な業務用給湯機「日立業務用エコキュート」の開発・販売について-業界トップクラスのCOP4.07を達成-

 日立ホーム&ライフソリューション株式会社(取締役社長:石垣 忠彦、以下日立H&L)と関西電力株式会社(取締役社長:森 詳介)、東京電力株式会社(取締役社長:勝俣 恒久)の3社は、このたび、コンパクトでハイパワーな高効率業務用給湯機「日立業務用エコキュート(*1)」を共同で開発いたしました。本年6月より日立コンシューマ・マーケティング株式会社などから販売を開始いたします。


 「日立業務用エコキュート」は、環境保全性の高い自然冷媒(CO
2)を採用したヒートポンプ給湯機で、高効率圧縮機と高性能熱交換器の開発により、業務用エコキュートとしては業界トップクラス(*2)の定格COP(*3)4.07を達成しました。これにより給湯の省エネルギー化とエネルギーコストの低減が可能となります。さらに、ヒートポンプユニットをコンパクト化したことにより設置スペースの低減も図れます。
 システムとしては、お客さまのニーズに応じて加熱能力15kWのヒートポンプユニットを最大2台まで、貯湯容量560Lの貯湯タンクを最大6台まで組み合わせた柔軟な構成が可能で、最大30kWの加熱能力と3,360Lの貯湯量が確保でき、飲食店舗や老人保健施設など、給湯を必要とされる幅広いお客さまにご採用いただくことができます。


  日立H&Lは、2004年度から小容量向けの業務用ヒートポンプ給湯機を商品化(「第15回平成16年度省エネ大賞」を受賞)し、ご採用いただいたお客さまよりご好評をいただいておりますが、このたびの「日立業務用エコキュート」による製品ラインアップの拡充により更なる市場の拡大を図ってまいります。


  関西電力株式会社ならびに東京電力株式会社は、エネルギー間競争が激化する中、お客さまのエネルギーコスト低減のニーズにお応えすべく、業務用給湯分野においても高効率で低コストな機器の開発に努めてまいります。


  なお、6月の販売開始に先だち、本年2月7日から開催される展示会「HVAC&R JAPAN 2006(主催:(社)日本冷凍空調工業会)」(*4)にも出展する予定です。


以  上

(*1) 「エコキュート」は電力会社・給湯機メーカーが自然冷媒ヒートポンプ給湯機を総称する愛称です。
(*2) 2006年1月31日現在、業務用エコキュートにおいて。
(*3) COP (Coefficient of Performance)
  :成績係数(消費電力あたりの加熱能力を示し、値が大きいほど効率が高いことを表す)
(*4) 「HVAC&R JAPAN 2006」(ヒーバックアンドアールジャパン)第34回冷凍・空調・暖房展     
2006年2月7日(火)〜10日(金)10:00〜17:00(最終日は16:00まで)     
東京国際展示場(東京ビッグサイト)西展示場(西1ホール・西2ホール)     
主催:社団法人日本冷凍空調工業会(http://www.ics-inc.co.jp/hvacr/)
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