プレスリリース

2006年1月23日
関西電力株式会社

カザフスタン共和国における新規ウラン鉱山開発プロジェクトへの参画について

 当社は、住友商事株式会社とともに、カザフスタン共和国の国有原子力会社であるカザトムプロム社が推進している新規ウラン鉱山開発プロジェクトに参画することとし、本日、同国において参画に伴う協定に調印しました。


 本プロジェクトは、カザトムプロム社が南カザフスタン州のウエスト・ムインクドュック・ウラン鉱山を新規に開発するもので、平成19年頃から試験生産を開始、その後、平成22年頃までに年間ウラン生産量約1,000トンのフル生産に移行して、平成40年頃まで生産を行い、累計ウラン生産量は約18,000トンと見込まれています。


 当社の本プロジェクトへの参画については、住友商事株式会社とともに、カザトムプロム社が昨年7月に同鉱山の開発を目的として設立した事業会社アパック社に投融資を行うもので、これにより、当社は、同鉱山より生産されるウラン精鉱の優先引取権を有することになります。なお、各社の参画比率は、カザトムプロム社65%、住友商事株式会社25%、当社10%です。


 当社は、これまでから、ウラン鉱山開発プロジェクトへの参画をウラン調達の中心に位置付けて、他の電力会社と共同で開発を行う事業会社に参画し、ウランの長期安定確保に努めてまいりましたが、カザフスタン共和国は、世界第2位のウラン資源埋蔵量を誇るとともに、比較的政情も安定していることから、本プロジェクトの参画は、ウランの長期安定確保をより強固にするものと考えています。


 当社としては、今後も、原子力発電の安定性、経済性の観点から、ウランの長期安定確保に努めてまいります。

以  上

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