プレスリリース

2005年8月5日
関西電力株式会社

美浜発電所1号機 A-主給水ポンプケーシングからのわずかな水漏れに伴う原子炉起動の延期について

  美浜発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力34万キロワット、定格熱出力103万1千キロワット)は、平成17年4月25日から第21回定期検査中ですが、本日、原子炉起動前に、A-主給水ポンプ(以下「ポンプ」)に水を張った後、当社運転員がポンプ周りの点検を実施していたところ、17時50分頃、タービン建屋1階にあるポンプの台の上に水溜りを発見し、ポンプの下部ケーシング(羽根車を内蔵するポンプの胴体)から、水(約30℃)が滴下していることを確認しました。このため、18時10分、ポンプに水を供給している系統を隔離したところ、水漏れ量は減少し、にじむ程度の漏れとなりました。現在、ポンプ周りの水抜きを行っています。

 今後、ポンプの点検を実施するため、本日予定していた原子炉起動を延期します。

 なお、本事象による環境への放射能の影響はありません。

 

 

                                      以 上

 

 

※主給水ポンプ:

   復水器において水に戻った冷却水を蒸気発生器へ供給するポンプ。美浜1号機には3台

   (A,B,C)あり、運転中においては2台は運転、1台は予備機として停止している(自動

   待機状態)。

 

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