プレスリリース

2005年7月16日
関西電力株式会社

大飯発電所2号機の発電機停止について(発電機固定子冷却水のわずかな漏えいについて)

  大飯発電所2号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力117万5千キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、定格熱出力で調整運転中(第19回定期検査中)のところ、本日12時20分頃、当社運転員がタービン建屋の巡回点検を実施していたところ、建屋2階面の上方(発電機下部付近)から水が滴下していることを発見しました。直ちに現場付近を確認したところ、発電機固定子冷却水系統の計装用取出し配管フランジ溶接部から、冷却水が霧状に漏えい(約1.3リットル/時間)していることを確認しました。

 

 今後、当該箇所の点検および補修を実施するため、本日24時頃から出力降下を開始し、明日(17日)7時頃に発電を停止する予定です。(原子炉は停止せず臨界状態で維持)

 現在、発電機固定子冷却水系統のパラメータ(圧力:約4気圧、温度約46℃)に異常はなく、プラントの運転パラメータにも影響はなく、安定しています。また、漏えい量に大きな変化はありません。

 なお、本事象による環境への影響はありません。

 

 

※ 発電機固定子冷却水系統:発電機運転中、固定子が高温とならないよう、固定子内部に

    冷却水を送り込んで、固定子を冷却する系統。

※ 発電機固定子 :発電機の中で、電気を発生させるための磁場をつくる装置。

※ 計装用取出配管:発電機固定子冷却水系統を流れる水の、圧力差の有無を確認するための

    配管。

  

以 上

 

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