プレスリリース

2005年6月24日
関西電力株式会社

高浜発電所3号機の定期検査状況について(可動小型中性子束検出器の所在不明)

 高浜発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力87万キロワット、定格熱出力266万キロワット)は、平成17年4月21日から第16回定期検査中ですが、6月24日16時頃、燃料以外の核燃料物質実在庫確認(年1回)を実施したところ、3号機用可動小型中性子束検出器1個が、管理区域内の3,4号ホット計器室内にある3号機用可動小型中性子束検出器保管庫(鍵付きロッカー)に保管されていることが確認できないことから、現在、調査を実施しております。

 なお、前回、平成16年7月6日に実在庫確認を実施していますが、このときは所定の保管庫内にあることを確認しています。

 同検出器の放射線レベルは極めて低く、人体に対する影響はありません。

 

 ※:可動小型中性子束検出器

     原子炉容器下部から、案内管を通して炉内に挿入し、炉内の中性子束分布を測定するための

   検出器。長さ約50mm、直径約5mmの検出器で、内面にウラン化合物(総ウラン量1.70m

       g)が塗布されている。検出器の表面線量は、0.1μSv/hr以下である。

     検出器の内面にウラン化合物が塗布されていることから、「核燃料物質、核原料物質、原子

       炉及び放射線の定義に関する政令」に基づく「核燃料物質」の扱いとなる。

 

以 上

 

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