プレスリリース
2005
2005年3月7日
関西電力株式会社
大飯発電所3号機の原子炉手動停止について(原子炉格納容器内での水溜りの発見)
大飯発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、定格熱出力一定運転中のところ、本日3月7日15時50分頃、格納容器内の格納容器冷却材ドレンタンク*室内に水溜りがあることを、定例の格納容器内点検中の運転員が確認しました。
また、水溜り上部の換気空調用ダクトに水滴の付着が認められることから、当該室の上部より水が滴下しているものと推定されました。
原子炉格納容器サンプの水位上昇率が4号機と比べて若干高く推移している(3号機:約2リットル/h、4号機:約1リットル/h)以外に、プラントパラメータや格納容器内の放射線モニタ等に異常は認められませんでした。
なお、水溜りの水を分析した結果、1次冷却水である可能性が確認されたことから、原子炉を停止して漏えい箇所の特定や詳細な点検調査を行うこととしました。
本日21時30分から出力降下を開始し、翌3月8日4時頃には発電を停止する予定です。
なお、本事象による環境への影響はありません。
*:格納容器冷却材ドレンタンク
原子炉格納容器内に設けられた、1次冷却材ポンプ軸シール水の一部等が回収されるタンク。
以 上