プレスリリース

2004年10月24日

高浜発電所2号機復水器連続除貝装置清掃の完了について

   高浜発電所2号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット)は、定格熱出力一定運転中のところ、台風23号の影響で、取水口に落ち葉等が大量に流れ込んだため、平成16年10月20日22時20分頃から、復水器へ冷却水(海水)を送る系統(A,Bの2系統)にあるB系統の復水器連続除貝装置のフィルタに詰まりが認められ、これにより復水器の冷却水流量(循環水流量)が低下したため、電気出力が若干低下しました。

 当該B系統を隔離して、当該装置の清掃を行うため、翌21日2時10分から出力降下を開始し、4時33分に電気出力を50%(41万3千キロワット)まで抑制しました。


 また、A系統の復水器連続除貝装置のフィルタについても、詰まり傾向が認められているため、B系統の復旧後に隔離を行い、同装置内の清掃を実施することとしました。

 

※ 復水器連続除貝装置:

  取水口から取り入れる小さなごみや貝類等を取り除くためのフィルタを内蔵した装置。

 〔平成16年10月21日お知らせ済み〕

 

 当該B系統の復水器連続除貝装置については、隔離して22日に清掃しました。  

 また、B系統を復旧後、引き続きA系統についても隔離して、復水器連続除貝装置を23日に清掃しました。  

 その後、A系統を復旧し、23日23時00分から電気出力を上昇させ、24日17時20分に定格熱出力一定運転に復帰しました。

             

(装置内から回収した落ち葉等の量)

  A系統:約0.3トン  B系統:約1.0トン  

 

                                 以 上

 

 

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