プレスリリース

2004年10月12日

海南発電所1号機における配管肉厚の検査結果について

 当社では、美浜発電所3号機2次系配管破損事故を踏まえた経済産業省の指示に基づき、火力発電所における腐食・浸食による減肉が生じる可能性のある配管部位の検査実施計画を、9月13日に提出しました。そして、同計画に基づき、9月26日より配管肉厚の自主検査を順次実施しています。

 海南発電所1号機につきましては、9月30日より検査を実施していますが、過熱器スプレー配管 ※1のレジューサ部※2を肉厚測定し、発電用火力設備の技術基準を用いて評価しましたところ、計算必要厚さを下回ることを確認しましたので、当該配管を取替えることとしました。

※1: ボイラ蒸気温度制御の目的で、蒸気配管に水を注水するために給水系統から分岐した配管
※2: 口径の異なる配管を接続するための継手

<参考>
海南発電所1号機過熱器スプレー配管のレジューサ部肉厚検査結果
外径
(mm)
最高使用
温度(設計)
(℃)
最高使用
  圧力(設計)
(MPa)
公称肉厚
(mm)
計算必要厚さ
(mm)
測定最小値
(mm)
165.2 288 29.9 21.9 18.6 18.5

以  上

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