プレスリリース

2004年8月24日

電気使用量計量装置の一部乗率誤りに伴う電気料金の誤請求に
ついて

 当社は、お客さまがご使用になられた電気料金を算定するために、お客さま宅に電気使用量計量装置を設置させていただいていますが、一部のお客さまにおいて、電気使用量計量装置の乗率設定を誤り、その結果、電気料金を誤ってご請求していたことが判明いたしました。

<電気料金誤請求の原因>

 工場、事務所などの比較的規模の大きいお客さまについては、高電圧、大電流で電気を受電されているため、直接計量することが出来ないことから、計器用変成器もしくは計器用変流器を用いて、電圧・電流を小さく変換して、電気使用量を計量させていただいています。

 従いまして、実際にお客さまがご使用になられた電気使用量を算定する際は、計量装置の指示値に、電圧比および電流比を各々乗じる必要があります(この乗じる値を乗率という)。

 しかしながら、実際に取り付けた計器用変成器もしくは計器用変流器と計量器との組み合わせ誤りや当社システムの登録誤りなどに伴い、電気使用量を算定する際に必要な乗率設定を誤り、その結果、電気料金を誤ってご請求する結果となりました。

 

<これまでの調査状況>

 電気使用量計量装置の乗率誤りについては、他社事例を受けて、今後このようなことが起こらないよう、チェック機能を強化するなど、既に対策を終えているところでありますが、過去設置分を調査したところ、今回の誤りを確認したものであります。

 従いまして、本年2月より、現在契約中の高圧のお客さま(一部低圧のお客さまあり)の全数調査を開始し、約12万件のお客さまに対して、1件1件お客さま宅を訪問し、電気使用量計量装置を確認することといたしました。

 調査は9月末までに終える予定でありますが、7月末現在で、約60%の調査を完了し、その結果、32件の電気料金の誤請求を確認しています。

 このうち、過大請求のお客さまは5件ありましたが、判明後直ちにご返金させていただいています。また、過少請求のお客さま27件につきましても、現在誠意を持ってご説明させていただき、ご理解が得られるよう、努めているところであります。

 当社としましては、今後お客さまにこのようなご迷惑をおかけしないよう、再発防止策の徹底に努めてまいります。

 

以  上

 

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