プレスリリース

2004年7月5日

大飯発電所1号機の定期検査状況について(2次系主給水配管曲がり部の減肉について)

 大飯発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力117万5千キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は、平成16年6月4日から第19回定期検査を実施中ですが、計画的に実施している2次系配管の自主点検*1として、7月1日から5日にかけて、主給水隔離弁*2から蒸気発生器までの、主給水配管の超音波による厚さ測定を行ったところ、4系統ある配管のうち、3系統(A,B,C)の主給水隔離弁下流の配管曲がり部で、部分的な減肉により当該部位について法律に基づき国に報告する対象となる厚さ(15.7mm)を下回っている(実測最小値…A:14.5mm、B:12.1mm、C:13.9mm)ことが確認されました。
  今後、当該配管曲がり部(3箇所)を切断し、原因調査を行います。
 なお、本事象による周辺環境への影響はありません。  

*1: 2次系配管の自主点検 国内外の原子力発電所で発生した2次系配管のエロージョン・コロージョン(壊食・腐食)による減肉事象に鑑み、平成2年から、自主点検として計画的に2次系配管の厚さ測定を行い、健全性の確認を行っている点検。
*2: 主給水隔離弁  事故時に蒸気発生器への給水を早期に隔離する弁。

以 上

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