プレスリリース

2004年3月2日
学校法人産業能率大学

ネットワーク型企業内学習管理システムのサービス提供を開始
~産能大と関電グループが提携~

 学校法人産業能率大学と関西電力グループは、企業内研修の受講者管理をはじめとした社員のスキル管理を効率的に行えるネットワーク型学習管理システム(LMS:Learning Management System)である『IngeniumJp(インジニアムジェイピー)』を共同で開発し、4月1日よりサービス提供を開始することとしました。  

Ingenium(ラテン語)は「才能」、Jpは「日本」を表します。                
「日本の才能」を開花させたいという思いを込めています。

 産業能率大学は、年間2万件の社員研修プログラム納入実績を持つ研修団体で、教育コンテンツを効果的に活用したいという顧客企業のニーズに応えられるシステムの開発に取り組んできました。  
 また関西電力グループは、ケイ・オプティコムの光ファイバー回線の販売拡大につながるサービスとして、光ファイバーを利用した家庭向け英会話をはじめとした教育サービスの開発に取り組んでまいりました。そこで今回、両者が持つノウハウや経営資源をフルに活用して、教育事業に参入することとしました。

 従来、総合的に社員の学習状況を把握できるシステムを導入していない企業においては、集合研修や通信教育といった教育サービスの運用に関して、人事部門が様々な情報を一元的に管理することが難しく、また申込用紙の集約や、通信教育カタログの配付等に手間がかかるという課題がありました。

 今回開発した学習管理システム『IngeniumJp』は、人事部門にとっては、  

社会人教育のプロである産能大から、社員教育体制の構築や、システムを自社に最適なものとするためのカスタマイズに関するコンサルティングが受けられる  
インターネットを活用しているため、申込書の集約やカタログ配付といった手間が省けるとともに、企業グループ内で同じ教育システムを共有できる
集合研修や通信教育、E-ラーニング等、様々な教育サービスに関するコンテンツや受講者管理が一元的に行える というメリットがあります。また受講者にとっても、
システムにアクセスすれば、自分の受講状況やスキルアップの進捗が確認できることから、「させられる」教育ではなく、計画的・能動的に、自分に合った学習に取り組むためのサポートシステムです。

 システムは、業種や規模を問わない汎用型で、サービスの提供はASP(Application Service Provider:機能賃貸)方式で行うことから、低コスト(目安:1社あたり年間500万円~1000万円)で容易に導入できます。販売開始初年度に、50社以上の導入を見込んでおります。導入後のお客さまのサポートは、データ管理に関する技術・ノウハウを有する東光精機が担当し、システムサーバーは、ケイ・オプティコムのデータセンターに設置して、同社が保守・運用・管理を行います。

 産能大は今後、自前の教育コンテンツに本システムを組み合わせることで、さらなる顧客サービスの向上を目指し、関西電力は、本システムを普及させることで大容量の教育関連コンテンツ利用を促進し、ケイ・オプティコムの光ファイバー回線の販売拡大を図ってまいります。   

以 上

<参考資料>


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