プレスリリース

2004年2月26日

関西電力株式会社とエコ・パワー株式会社との
風力発電事業に関する資本業務提携について

 関西電力株式会社とエコ・パワー株式会社は、本日、風力発電事業に関する業務提携を行うことで合意いたしました。これは、両社が保有する風力発電に関する豊富な経営資源を相互に供与することで、一層の風力開発を推進していくものです。なお、これに伴い、関西電力はエコ・パワーに20.6%の資本参加を行います。  

 地球環境問題に対する関心が高まる中、昨年4月、「電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法(通称:RPS法)」が施行され、電気事業者に対し販売電力量の一定割合以上を太陽光発電、風力発電といった新エネルギーで賄うことが義務づけられるなど、新エネルギーの一層の導入促進が求められております。  

 関西電力としては、従来から太陽光発電、風力発電等による余剰電力の購入や関西グリーン電力基金への協力等、新エネルギーの普及に努めてまいりましたが、こうした時代の要請を踏まえ、これまで以上に積極的に新エネルギーの普及、開発に取り組んでまいりたいと考えております。  

 一方、エコ・パワーは、環境共生型社会の実現に取り組む株式会社荏原製作所のグループ会社であり、10万3,500kW(平成16年3月末見込)の設備を有する国内最大級の風力発電事業者として、急速に拡大しつつある風力発電市場におけるリーディングカンパニーとして積極的な取り組みを展開しております。  

 今回の資本業務提携では、関西電力が有する発電・送変電システム構築等に関する技術と、エコ・パワーおよび荏原製作所が有する豊富な風力開発ポテンシャルや大規模ウィンドファームの事業ノウハウ等を相互活用してまいります。これにより、関西電力としては、風力開発に対する関わりを深め、RPS法に定められた義務量の達成につなげることが可能となります。また、エコ・パワーとしては、国内やアジア地域における風力発電事業のより積極的な展開を図り、さらに、新エネルギー事業に意欲的に取り組んでいる荏原製作所としては、この提携に基づいて風力ビジネスのさらなる発展を図りたい考えです。  

 今後とも、関西電力、エコ・パワーおよび荏原製作所は各社の強みを活かしつつ、相互に協力して風力発電の普及促進を図り、地球環境保全に貢献してまいります。

以 上

<参考資料>


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