プレスリリース

2004年1月16日

「堺港発電所設備更新に係る環境影響評価方法書」の届出について

 当社はこのたび、堺港発電所のコンバインドサイクル発電方式への改良について、事業性評価を実施することとし、その一環として一部設備更新に伴う環境影響評価を実施するために、環境影響評価法等に基づき、本日、環境影響評価方法書を経済産業大臣に届出るとともに、大阪府知事ならびに堺市長に送付いたしました。

 電力の部分自由化の拡大など当社を取り巻く経営環境が厳しさを増す中、当社は経営効率化に向けた取り組みを進めております。一方、地球環境問題が社会的に大きな課題となっていることを踏まえ、当社は平成3年に地球環境アクションプランを策定し、二酸化炭素排出量低減などの環境保全問題に積極的に取り組んでいるところです。

 堺港発電所は、近畿地方の都市部の重要電源と して電力を供給しており、運転開始以降、主燃料を重油・原油から天然ガスへシフトしながら、環境負荷の低減や低廉な電力供給に努めてまいりました。

 こうした中、当社を取り巻く経営環境の変化を踏まえ、さらなる環境負荷の軽減、より低廉な電力供給に資することを目的に、天然ガス専焼の高効率コンバインドサイクル発電方式への改良について実施可否を検討することとし、そのための事業性評価の一環として、今回、環境影響評価を行うことといたしました。

 今後、関係各位のご指導を賜りながら、環境影響評価を進めてまいりたいと考えております。

以  上

<参考:堺港発電所の現状と改良後>
  現  状 改良後(予定)
所在地 大阪府堺市築港新町1丁2
発電方式 従来型汽力発電方式 コンバインドサイクル発電方式
出 力 200万kW 
(25万kW×8基)
200万kW級
期:100万kW級、期:100万kW級)
発電熱効率 約37% 約50%
使用燃料 重油・原油・天然ガス 天然ガス
運転開始 昭和39年12月(1号機)   
~ 46年 2月(8号機)
I  期:平成20年7月(予定)
II 期:平成22年7月(予定)

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