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<2002年度分> |
(1)特定規模需要以外の需要 |
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電力量対前年比は101.8%と前年実績を上回った。 |
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○電 灯 |
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総じて冬場の気温が前年に比べ低く推移し、暖房需要が増加したことなどから、電力量対前年比は102.8%と前年実績を上回った。 |
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○電 力 |
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民生用需要は、電灯と同様の気温影響などから、業務用電力が電力量対前年比101.4%と前年実績を上回り、低圧電力も同101.1%と前年実績を上回った。
産業用需要は、高圧電力Aが電力量対前年比101.0%と前年実績を上回り、高圧電力Bも同100.9%と、それぞれ前年実績を上回った。
電力計では、電力量対前年比101.0%と前年実績を上回った。 |
(2)特定規模需要 |
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電力量対前年比は100.5%と前年実績を上回った。 |
(3)合 計 |
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電力量対前年比は101.5%と2年振りに前年実績を上回った。 |
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2.大口電力産業別需要実績 |
<2003年3月分> |
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大口電力計の電力量対前年比は101.9%と7カ月連続で前年実績を上回った。
製造業計についても同104.2%と9カ月連続で前年実績を上回った。また、主要11業種では『パルプ・紙』『化学』『石油・石炭製品』『ゴム製品』『窯業・土石』『鉄鋼』『機械製造業計』および『その他』の8業種が前年実績を上回った。
業種別にみると、素材型産業のうち『鉄鋼』は、粗鋼生産量が増加していることなどから電力量対前年比106.4%と前年実績を上回った。『化学』は、主要業種であるソーダ、化学繊維および石油化学がプラスとなったことから、化学計の電力量対前年比は112.1%と前年実績を上回った。また『窯業・土石』は、セメントがマイナスとなったものの、ガラスおよび炭素黒鉛がプラスとなったことから、窯業・土石計の電力量対前年比は101.0%と前年実績を上回った。
一方、加工型産業のうち『機械製造業計』は、一般機械、電気機械、輸送用機械および精密機械のすべてがプラスとなり、機械製造業計の電力量対前年比は104.7%と前年実績を上回った。 |
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<2002年度分> |
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大口電力計の電力量対前年比は、景気が一部持ち直したことなどから、100.1%と2年振りに前年実績を上回った。製造業計についても同101.1%と2年振りに前年実績を上回った。また、主要11業種では『パルプ・紙』『化学』『ゴム製品』『窯業・土石』『鉄鋼』『非鉄金属』および『機械製造業計』の7業種が前年実績を上回った。
業種別にみると、素材型産業のうち『鉄鋼』は、輸出向けなどで生産が増加したことから電力量対前年比103.8%と2年振りに前年実績を上回った。『化学』は、ソーダや塩ビ樹脂などの生産が増加したことなどから、電力量対前年比は100.4%と5年振りに前年実績を上回った。また『窯業・土石』は、セメントの生産は減少したものの、ガラスや炭素黒鉛の生産が増加したことから、窯業・土石計の電力量対前年比は 102.2%と2年振りに前年実績を上回った。
一方、加工型産業のうち『機械製造業計』は、前年の情報技術(IT)関連需要の不振による生産大幅減の反動などから、一般機械、電気機械および精密機械がプラスとなったことにより、機械製造業計の電力量対前年比は101.1%と2年振りに前年実績を上回った。 |
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(注)大口電力とは、高圧電力Bおよび産業用特定規模需要の合計である。 |