プレスリリース

2002年9月9日

柱上変圧器資源リサイクルセンターの着工について




 当社は、当社が保有する極く微量のポリ塩化ビフェニル(PCB)の混入した柱上変圧器の絶縁油と柱上変圧器ケースを安全に無害化し、再資源化する「柱上変圧器資源リサイクルセンター」を大阪市此花区に設置するため諸準備を進めてまいりましたが、9月10日に着工いたします。

 本センターでは、これらの柱上変圧器について、当社が関係会社の株式会社関西テックと共同開発した化学分解処理技術(有機アルカリ金属分解法(t-BuOK法))により絶縁油中のPCBを分解するとともに温水ジェットプラス溶剤洗浄法により柱上変圧器ケースに付着したPCBを洗浄除去して、再資源化を図る施設であり、平成15年度の運用開始を予定しております。

 本センターの設置計画については、平成11年12月に大阪市に産業廃棄物処理施設設置計画書を提出し、関係ご当局のご審査をいただくとともに、関係地元へのご説明等を経て、本年2月13日に大阪市より産業廃棄物処理施設設置許可をいただき、その後の諸準備が完了し着工となったものであります。

 今後、引き続き関係地元をはじめ皆様のご理解とご協力をいただきながら、関係行政ご当局のご指導を得て、安全確保、環境保全に万全を期して、PCBの無害化処理ならびに柱上変圧器の資源再利用の推進に取り組んでまいります。

<参考資料>


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