プレスリリース

2001

2001年8月29日

「ＩＴＲＡＮ社」との技術提携ならびに合弁会社の設立について
～電力線を利用した超高速(２４Mbps)通信技術の開発・実用化に向けて～

　当社は、このたび、超高速電力線通信（ＰＬＣ：Power Line Communication）技術の開発・実用化に向け、世界でも有数の超高速ＰＬＣ技術を持つイスラエルの「ＩＴＲＡＮ(イトラン)社」と技術提携し、日本国内におけるラストアクセスのＰＬＣ技術、ノウハウの提供等についての独占契約を締結しました。

　また、本日、現在日本国内で規制されている高周波帯域（1.7〜30MHz）を利用した超高速ＰＬＣ技術の実用化検討を目的として、ＩＴＲＡＮ社および松下電工株式会社と合弁で、国内電力会社としては初めて、超高速ＰＬＣ技術の開発・実用化に関する企画調査を行う「ラインコム株式会社」を設立しました。

　ＰＬＣ技術とは、家庭にある電気コンセントを介して、通信を行うものであるため、新規通信線工事が不要であり、コンセントさえあればどこでもインターネットができるというものであります。通信速度については、ＩＴＲＡＮ社の超高速ＰＬＣ技術により、ＡＤＳＬを上回る２４Mbpsを目指します。

　また、当社では、経営資源である構築済み（一部構築予定）の光ファイバネットワークと既存の電力線を有効に活用できるため、安価なサービスと、早期のサービス実現が可能となります。

　この超高速ＰＬＣ通信事業への取り組みにより、当社グループでは、

  • 超高速インターネット接続サービスによるケイ・オプティコムの商品力・競争力の強化
  • 次世代高機能型メーターを利用した総合生活サービスシステム(NALIS/AIGIS)の強化
を図ってまいります。

以　上　　

　

＜参考資料＞


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