プレスリリース

2001年8月3日

ミャンマー国水力開発プロジェクトに対する技術支援に係る
コンサルタント契約の締結について


 関西電力株式会社とミャンマー電力公社(MEPE:Myanma Electric Power Enterprise)は、平成13年8月1日、ヤンゴン市内において、ミャンマー電力公社が進める水力開発プロジェクトに関するコンサルタント契約を締結いたしました。これにより、当社および当社の子会社であるニュージェックは、今後3年間、ミャンマー電力公社職員への技術指導および技術移転にあたります。

 本プロジェクトは、ミャンマー国が慢性的な電力不足であり、首都ヤンゴンにおいても頻繁に停電が発生していることから、平成12年11月、ミャンマー国政府が決定したもので、豊かな包蔵水力を活用して2001年度から 2005年度の5年間で12地点200万kWの水力発電所を開発するというものです。

 プロジェクト推進にあたり、1970年代に世界銀行からミャンマー国の発電設備のリハビリ計画および長期電源投入計画に関するコンサルタント業務を受託するなど、同国において数多くの実績を残しているニュージェックや、1999年からミャンマー国における水力開発に関する基礎調査を実施している当社の高い水力開発技術が評価され、本年2月、ミャンマー国政府より技術支援要請を受けることとなりました。その後、支援内容について交渉した結果、この度、有償を前提とするコンサルタント契約を締結いたしました。

 具体的な技術指導および技術移転として、当社およびニュージェックの社員を数名派遣し、当社グループが日本国内で培った水力発電所の設計、施工、運転における知見を活用しながら、ミャンマー国の今後の電力需要に適した水力電源設計およびその施工について実務指導を行います。さらに、ミャンマーおよび日本において、高度な技術課題に係る検討会および水力開発技術に関する研修を実施いたします。また、当社のヤンゴン駐在所を開設し、業務の円滑な遂行を図ります。

 当社は、世界の持続可能な発展、すなわち経済発展と地球環境保全の両立を図る取り組みを進めることを企業理念としており、再生可能エネルギーである水力発電に関する技術支援を通じて、ミャンマー国の経済発展やミャンマー国民の生活水準向上に貢献していきたいと考えております。

以 上



<参考資料>


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