プレスリリース
2001
2001年6月12日
『無焼成レンガブロック』製造・販売事業について
~新会社設立と製造工場建設の本格着工~
関西電力(株)、(株)関西総合環境センター、近畿コンクリート工業(株)、ならびに亀井製陶(株)の4社は、昨年5月より、『無焼成レンガブロック』を製造・販売の事業化検討をおこなってきましたが、この度、新会社『株式会社
共 生(きょうせい)』を設立し、関西電力(株)の社有地を活用して、無焼成レンガブロック製造工場の建設を本格着工いたしました。
無焼成レンガブロックは、採石場や建設会社から出る「無機性汚泥」、下水を処理した後の「燃え殻」、石炭灰といった「ダスト類」などを原料とし、 無焼成固化技術で製造します。再生原料比率が80%であり、使用済みの製品は何度でもリサイクルが可能であることから、地球環境にやさしい製品と言えます。また、製造工場も焼成のための化石燃料を一切使用せず、CO2の排出がなく、無排水、無廃棄生産を確立しております。 事業化検討の間、試作品の強度および安全性を確認するとともに、亀井製陶(株)が製造した無焼成レンガブロックを、(株)関西総合環境センターが関西地域で試験販売しておりましたが、既に自治体、ゼネコン、造園業者で使用されるなど順調な受注がありました。また、原料の調達先にも目途がつき、さらに地元の同意を得たため、製造工場の建設の本格着工に至りました。 製造・販売事業の開始は、製造工場完成後の本年10月を予定しております。 |
<参考資料>
・無焼成レンガブロック製造工程について
・「株式会社 共生」会社概要および製造工場の概要
・出資各社概要