プレスリリース

2001年5月24日

台湾北部LNG基地プロジェクトへの参画について

 関西電力株式会社(社長:石川博志)と大阪ガス株式会社(社長:野村明雄)は、この度、台湾において民間主導のLNG基地建設を推進する東鼎(トンティン)液化瓦斯興業公司(英語名 Tung Ting Gas Corporation、以下東鼎ガス社)の「台湾北部LNG基地プロジェクト」への参画を決定いたしました。これは、海外エネルギー事業への両社による初の共同参画となります。

 台湾では、環境保全と経済成長を両立させる観点から、天然ガス利用促進政策が推進されており、火力発電所を始めとする天然ガス需要は、今後、堅調に増大していく見通しにあります。現在、台湾におけるLNG基地は、台湾南部の永安基地の1箇所でありますが、このプロジェクトにより、台湾北部にLNG基地を建設することで、北部地域に天然ガスを安定して供給することが可能となります。

 具体的な天然ガス供給先は、2003年12月運開予定の台湾電力大潭(タータン)(Ta-Tang)発電所が入札により天然ガス供給業者を決定することから、まずは、この落札を目指し、さらに近隣のIPP発電所への販売を計画しております。

 両社は、東鼎ガス社の既存株主による保有株式売却分である6.25%の株式を半分ずつ取得することでこのプロジェクトに資本参画いたします。

 関西電力と大阪ガスは、20年を超えるLNG輸送やLNG受入基地運営の経験を活かしつつ、それぞれの強みを発揮して、台湾における天然ガスの導入促進に貢献していく所存です。

【東鼎ガス社に対する投資内訳】
投資主体
取得株数
取得比率
株式会社関電インターナショナル
(関西電力 100%出資子会社)
8,281,250株
3.125%
株式会社ガスアンドパワーインベストメント
(大阪ガス 100%出資子会社)
8,281,250株
3.125%

<参考資料>


プレスリリース