プレスリリース

2001年4月19日

高浜発電所1号機の出力降下について


 高浜発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格出力82万6千キロワット)は、定格出力 運転中のところ、4月15日に、2次冷却水を加熱して蒸気発生器に戻す給水系(2系統)のうち、B系統の第6高圧給水加熱器ドレン流量に若干(全給水流量の約0.4%)の増加(*)が認められ、各種関連パラメータの監視強化を行っていましたが、本日10時31分、当該ドレン流量がさらに増加傾向を示したことから、本日11時00分から出力降下を開始し、同日12時15分頃、定格出力の約75%として伝熱管の点検・調査を行うこととします。

 なお、当該高圧給水加熱器は2次系機器であり、今回の事象による環境への放射能の影響はありません。

 

(*) 高圧給水加熱器は、2次系のタービンの蒸気により蒸気発生器への2次系の給水を加熱しているが、加熱後の蒸気はドレン水(凝縮水)となる。通常、ドレン流量はほぼ一定であるが、伝熱管損傷等が発生した場合、給水が蒸気側に漏れ込み、ドレン水と混合するため、流量が増加する場合がある。
なお、ドレン水は、脱気器に回収され、再び給水となる。

<参考資料>


プレスリリース