プレスリリース

1999年6月14日

関西電力病院医療用コードレスホン(PHS)の導入について〜医療体制の強化とサービスレベルの向上を求めて〜

本年6月12日より、関西電力病院では、緊急時の医師、看護婦等への連絡の迅速化等を目的として、無線連絡装置(ドクターコール)を兼ね備えた医療用コードレスホンを400台導入することとしました。なお、医療用コードレスホンには,アステル関西のPHSを活用しております。

従来は、院内連絡の手段としては、無線連絡装置と固定電話を組み合わせていましたが、緊急の連絡が必要になった際、取り次ぎ業務が発生していました。

今回の医療用コードレスホンの導入により、

  • 医師および看護婦の回診等離席時に連絡手段の確保が可能となる
  • 取り次ぎ業務の削減による患者へのより十分な介護が可能となる
といった改善が図られ、医療体制の強化およびサービスレベルの向上へとつながると考えています。

また将来的には、モバイルシステムなどを活用したナース支援システムを導入するとともに、クライアントサーバー方式のオーダリングシステム導入等「病院高度情報システム」の構築を行っていきます。

なお、今回設置する基地局は、アステル関西のAPI(ASTEL PBX Interface)
システムを採用しているため、携帯電話端末・公衆PHS基地局等に比べると低出力のシステムとなっており、また導入に際しては、平成9年4月の不要電波問題対策協議会より報告のあった指針に基づいたシステムであることは勿論、さらに、病院内に院内コードレスホン検討委員会を設置し、機器等への影響について十分な調査・評価を行い、日常業務では影響がないことを確認する等、運用面について十分に検証を行っております。

また、一般の携帯電話ならびにPHSは、所定の場所以外は従来どおり使用禁止としています。今回導入する端末は、「医療用コードレスホン」で統一し、医療用であることをポスター等で周知するとともに、医療用と明記したステッカーやストラップにより他の携帯電話端末等と区別し、院内で混乱が生じないよう努めてまいります。

以 上  

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