プレスリリース

1999年4月1日
関西電力株式会社

大飯発電所1号機の定期検査状況について(燃料集合体の外観点検結果)

 大飯発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格出力117万5千キロワット)は、平成11年2月19日からの第15回定期検査で、燃料集合体の外観点検を行いました。
 状況は以下のとおりです。

 [燃料集合体の外観点検結果]

 平成11年3月8日から燃料集合体の点検を実施しておりましたが、3月15日に燃料集合体の外観点検において燃料集合体1体の支持格子の一部に軽微な変形が発見されました。

(平成11年3月15日 記者発表済)

 その後も引き続いて全ての燃料集合体の外観点検を実施しました。
 その結果、3月29日に他の燃料集合体1体の支持格子の一部に軽微な変形が確認されました。

 また、当該の2体の燃料集合体と隣接する燃料集合体の外観点検で、軽微な変形のあった支持格子面と対面する燃料集合体の支持格子に、こすれ跡らしき光沢が認められましたが、燃料集合体の健全性には問題ありませんでした。
 燃料集合体の支持格子が変形した原因は、燃料取扱中に隣接する燃料集合体と接触した可能性が考えられますが、現在、3月15日に発見された燃料集合体支持格子の軽微な変形の事象と合わせて原因調査を行っています。

 なお、この事象による周辺環境への放射能の影響はありません。

以 上

(通商産業省によるINESの暫定評価)
INES:国際原子力評価尺度
基準1 基準2 基準3 評価レベル
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<参考資料>


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