プレスリリース
1998
1998年9月3日
大飯発電所2号機の定期検査状況について
大飯発電所2号機(加圧水型軽水炉 定格出力117.5万キロワット)は、平成10年8月29日から第14回定期検査を実施しておりますが、8月29日から8月31日にかけて原子炉格納容器の内部点検を実施したところ、5本ある原子炉の炉内計装用温度計ハウジングのうち1本の下部キャノピーシール部近傍に、ほう酸が付着していることが認められ、その後、当該部の点検の結果、本日、炉内計装用温度計ハウジングの下部キャノピーシール溶接部に沿って長さ約2mmの損傷が確認されました。
定格出力運転中において、格納容器サンプに流入するドレン量並びに格納容器内放射線モニタ(放射性じんあいモニタ)の指示値が通常値に比べ、わずかに高めの値で推移していたため、運転停止まで関連パラメータの監視強化を行っていました。プラントの安全性および運転継続に影響を与えるものではありませんでしたが、確認のため今回点検を実施したものです。
大飯2号機においては、当初から今回の定期検査で原子炉容器の上部ふた一式を取り替えることとしておりますが、今後、当該損傷部について詳細な調査を行います。
なお、今回の事象による環境への影響はありません。
以 上
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(通商産業省によるINESの暫定評価)
基準1 | 基準2 | 基準3 | 評価レベル |
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INES:国際原子力評価尺度