プレスリリース

1998年7月7日

大飯発電所(3号機及び4号機)使用済燃料貯蔵設備の貯蔵能力変更計画に係る地元ご当局の了解について

 当社は、本日、大飯発電所3号機及び4号機(いずれも加圧水型軽水炉定格出力118万キロワット)の使用済燃料貯蔵設備の貯蔵能力変更計画について、福井県及び大飯町ご当局から了解をいただきました。

 今後は、関係ご当局のご指導を得ながら、施工管理、品質管理に万全を期して本計画を進めていくとともに、原子力発電の一層の信頼性向上に努めてまいる所存です。

以 上  


  1. 大飯発電所(3号機及び4号機)使用済燃料貯蔵設備の貯蔵能力変更計画の概要

    1. 変更する理由
       大飯発電所については、1、2号機の使用済燃料ピット容量が小さいことから3号機及び4号機の使用済燃料ピットを1、2号機と共用化しているが、本対策を行っても、今後平成14年度には使用済燃料貯蔵設備の運用が厳しくなることが予想される。
       このため、大飯発電所3号機及び4号機の使用済燃料貯蔵設備の貯蔵能力を増やし使用済燃料管理に万全を期すこととする。

    2. 構造及び設備
       大飯発電所3号機及び4号機は建設当初から現在使用中の使用済燃料貯蔵設備(Aピット)の横に予備ピットを確保している。
       この予備ピットにライニング、ラック等を据え付けることにより使用済燃料貯蔵設備(Bピット)として使用可能とする。
       Bピットの使用により3号機及び4号機それぞれの貯蔵能力は、974体(全炉心燃料の約500%相当分)から2129体(全炉心燃料の約 1100%相当分)となる。
       なお、このBピットのラック材料には、ボロンを添加したステンレス鋼を使用する。

    3. 工事計画
        大飯発電所3号機:平成11年10月頃~平成13年9月頃
        大飯発電所4号機:平成12年 4月頃~平成14年3月頃
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