プレスリリース

1998年5月11日

高浜発電所の原子炉設置変更許可申請について

 当社は、高浜発電所のウラン・プルトニウム混合酸化物燃料装荷計画について、平成10年2月23日に福井県及び高浜町へ安全協定に基づく事前了解願いを提出しておりましたが、平成10年5月8日福井県及び高浜町ご当局から原子炉設置変更許可申請手続きを進めることについての了承をいただきましたので、本日、通商産業省に対して原子炉設置変更許可の申請を行いました。

 申請の概要は、次のとおりです。

  1. 対象プラント
      高浜発電所1、2、3、4号炉

  2. 変更内容
    (1) 高浜発電所3号炉及び4号炉ヘウラン・プルトニウム混合酸化物燃料を装荷する。これに伴い、燃料取替用水タンクのほう素濃度を変更する。
    (2) 3号炉及び4号炉の核燃料物質取扱設備の一部並びに使用済燃料貯蔵設備を1号炉及び2号炉と共用化する。
    (3) 使用済燃料の再処理委託先の確認方法を一部変更する。

  3. 変更理由
    (1) 資源の有効利用及び使用済燃料の適切な処理処分の観点から、再処理により回収されるプルトニウムを使用したウラン・プルトニウム混合酸化物燃料を3号炉及び4号炉において取替燃料の一部として装荷する。また、ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料の使用に伴う、ほう素価値の低下を考慮し、燃料取替用水タンクのほう素濃度を高くする。
    (2) 1号炉及び2号炉の使用済燃料の貯蔵裕度を確保するため、3号炉及び4号炉の核燃料物質取扱設備の一部並びに使用済燃料貯蔵設備を1号炉及び2号炉と共用化する。
    (3) 使用済燃料の再処理委託先については、搬出前までに政府の確認を受けることが可能なように変更する。

以 上  

<参考資料>

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