プレスリリース
1998
1998年2月23日
高浜発電所(3号機及び4号機)ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料装荷計画の事前了解願いについて
当社は、本日、高浜発電所3号機及び4号機(いずれも加圧水型軽水炉定格出力87万キロワット)におけるウラン・プルトニウム混合酸化物燃料の装荷の計画について、福井県及び高浜町ご当局へ安全協定に基づく「事前了解願い」を提出致しました。
今後、関係ご当局をはじめ地元の皆様のご理解、ご協力を得て本計画を推進していく所存であります。
(参考資料)
-
(1)発電所名
- MOX燃料の基本構造
MOX燃料集合体の構造、寸法、形状等は17行17列型ウラン燃料集合体と同一である。 - プルトニウム富化度
ペレット最大 約13wt%以下
集合体平均 約4.1wt%濃縮ウラン相当以下
-
高浜発電所
(2)変更する施設名
-
燃料集合体(3号機及び4号機)
(3)変更する理由
-
資源の有効利用及び使用済燃料の適切な処理処分の観点から、使用済燃料を再処理して得られるプルトニウムを利用したウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(MOX燃料)を取替燃料の一部として装荷する。
(4)構造及び設備
-
MOX燃料の仕様は以下のとおりとする。
全プルトニウム量 プルトニウム富化度=--------------------------------- 全プルトニウム量+全ウラン量
- MOX燃料集合体プルトニウム富化度分布
3種類の富化度分布を持たせている。 - 燃料集合体最高燃焼度
45,000MWd/t
なお、MOX燃料集合体の炉心装荷体数は最大40体とする。
(5)装荷計画
-
MOX燃料は、高浜4号機において、平成11年に実施予定の第11回定期検査にて8体装荷し、高浜3号機においても、平成12年に実施予定の第12回定期検査にて8体装荷する予定である。以降、順次MOX燃料を装荷していくが、炉心装荷体数は最大40体とする。