国際事業

ラオス ナムニアップ1水力プロジェクト(建設中)
  • 主ダム建設地点
    主ダム建設地点
  • 現地での安全祈願祭
    現地での安全祈願祭
  • 発電容量
  • 参画時期
  • 出資割合

事業概要

ラオスとタイの国境を流れるメコン川の支流・ナムニアップ川に、高さ167m、堤頂長530mのダムと、出力約27万kW(主発電所)及び2万kW(副発電所)の2箇所の発電所を建設しています。主発電所の電気はタイ発電公社へ、副発電所の電気はラオス電力公社へそれぞれ売電します。27年間の買電契約期間終了後には、プロジェクト施設一式をラオス政府へ無償譲渡するBOT(注1)事業です。
ナムニアップ1水力プロジェクトは、当社が筆頭株主となる初めての海外案件。当社の自主開発プロジェクトとして2004年から調査を開始しました。2013年にはナムニアップ1パワー社を、タイの「EGATインターナショナル」、ラオス政府の「ラオ・ホールディング・ステート・エンタープライズ」とともに設立。2014年10月に着工し、2016年4月からはダムのコンクリート打設を開始しています。発電所の運転開始は2019年1月の予定です。
当社は、国内電気事業の経験を活かし、設計や工事全体の工程・品質管理を担当しています。主要建設工事は土木、電機、金物などに分割して発注し、技術力の高い日本企業と契約。当社出向社員を中心とした監理のもとダムや発電設備等の施工が進められています。このように「日本企業中心」の体制で取り組み、そのよさを広く伝えることで、日本のインフラ輸出拡大にも貢献できると考えています。

  • ※1)Build Operate Transfer(建設・運営・移転):民間が施設を建設・維持管理・運営し、契約期間終了後に公共へ所有権を移転する方式

第二の黒四建設を!

この発電所は、日本一の堤高を誇る黒部ダムと同規模で、ダムの貯水容量が約10倍になることから、「第二の黒四建設」という意気込みで臨んでいます。20名を超える当社社員がラオスに駐在し、ダムと発電所の工事に全力で取り組んでいるところです。

黒部ダムとの比較

ナムニアップ 黒部ダム
発電方式 ダム式 ダム水路式
総貯水容量 22億m3 2億m3
ダム高さ 167m 186m
出力 273 MW 335 MW
年間発生電力量 1,550GWh 1,000GWh

完成時のイメージ

建設イメージ

住民の移転

ナムニアップ1プロジェクトでは、ダムの建設に伴って水没する地域が発生するため、住民の方々に移転していただく必要があります。その大部分はモン族と呼ばれる少数民族であり、主に稲作と狩猟で生計を立てておられます。移転後も固有の文化を保持しながら、より豊かな生活を確保できるように、ラオス政府およびアジア開発銀行他融資団からご指導を頂きながら、新たな村の開発、生活面や食糧面の支援など、移転プログラムを推進しています。
第一陣で移転される方々の住居等が準備できたことを受け、2016年11月25日、移転村の開村式が開催されました。当社を含めたプロジェクトの関係者、ラオス政府・地元自治体をはじめ、移転する住民の方々にもご出席頂き、大変和やかな雰囲気の中で式典が執り行われました。

  • 移転村の風景
    移転村の風景
  • 開村式でのテープカット
    開村式でのテープカット
  • 開村式の出席者の方々
    開村式の出席者の方々

「新しい移転先がこれから何十年もの間、生活していくに足る場所であることを信じてもらうため、住民の方々との対話や交渉を粘り強く続けるとともに、移転先の家屋をはじめとするインフラや生活環境の充実に取り組んでいます。2016年5月には38世帯の方々に第一陣の移転をご決断いただけました。移転される住民の皆さまが幸せになってもらうことをはじめ、地域との共生が本プロジェクト成功の鍵を握ると確信しています。」

――担当者の話

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