01電気を生み出す / 燃料調達LNGの安定調達に向けた
新たな調達先の開拓
待ちに待ったLNGの到着
平成24年5月21日、待ちに待ったLNG(液化天然ガス)が姫路に届きました。
当社は火力発電所用の燃料として、石炭・LNG・原油などの幅広い燃料を調達していますが、環境特性に優れたLNGを安定的に調達するために調達先の多様化に取り組んでいます。
そのひとつが「プルートLNGプロジェクト」。平成19年8月の契約締結から約4年9ヶ月の期間を経て、今回初めてオーストラリアのプルートLNG基地から姫路LNG基地にLNGを受け入れることになりました。このプロジェクトは、当社がガスの生産段階からLNGの受入れまでの全体に参画した初めてのプロジェクトで、今後15年間にわたってLNGを安定調達するための主要な供給源として位置づけられているものです。
関西の生活や経済を支えるLNG輸送
今回、初出荷された燃料を運んできた船は「ウッドサイド・ドナルドソン号」(写真)。約7万トンの燃料を輸送してきたのですが、これらは当社の姫路第一発電所や姫路第二発電所で使用される予定で、一般家庭の使用電力に換算すると147万世帯が1ヶ月間に使用する電気を発電できる量に相当します。これからもこの船を含めて3~4隻の船がプルートLNG基地から当社へとLNGを運び続け、燃料輸送を通じて関西の生活や経済を支える重要な役割を担います。
当社は、今後も供給安定性と環境性に優れたLNGの確保に努め、電力の安定供給に万全を期してまいります。