「ご安全に!」。発電所内にいると、一般人には聞き慣れない、この言葉が聞こえてきます。
所内での全体朝礼のとき、ミーティングのとき、作業員同士がすれ違うとき。
こういった場面で使われるのが「ご安全に!」。
これは、関西電力の発電所や送電部門、各地の営業所など、さまざまな現場で使われている挨拶です。
発電所は、協力会社の人々がいて初めて、安全に稼動することができます。多い時期には数千人もの人々が働く所内で、お互いにコミュニケーションをとりながら「安全最優先」の意識を共有しなければなりません。
そんな意識を共有するための取組みの一つが「ご安全に!」の声かけです。
すべての作業者が、“安全意識”を日常の中に埋もれさせないよう、「ご安全に!」の声とともに、日々作業を行っているのです。
※「ご安全に」は、その昔、ドイツの炭鉱夫たちの間で使われていた「ご無事で!(Gluckauf、グリュックアウフ)」という挨拶が由来とされています。
日本では昭和28年に住友金属工業で「ご安全に!」が使われ、その後鉄鋼業界を中心に広まり、関西電力でも声かけ運動として取り入れられるようになりました。