火力発電について
私たちの取組み
防災設備
高発泡消火装置
タンク散水装置
火力発電所では、発電燃料として大量の危険物を備蓄しており、災害の未然防止のため漏油検知器や可燃性ガス検知器などを設置し、中央制御室で常時遠隔監視を行っています。また、万が一の燃料漏えいに備えて燃料タンクのまわりに防油提や防液提を設置し、災害の拡大を防いでいるほか、火災に備えて消火設備を設置し、災害発生時の影響を最小限にするように努めています。
さらに、巨大地震対策として、耐震性能を有する設備設計とし安全性を確保するとともに、巨大津波による燃料タンクの燃料流出対策として、直近弁(緊急遮断弁)の遠隔操作化や貯油量の高レベル運用を実施しています。
自主防災体制
火力発電所の防災体制は、石油コンビナート等災害防止法や高圧ガス保安法の適用を受けています。発電所では、これらの法規制を受けて、災害発生時の対応マニュアルを整備し、防災資機材を備えるとともに、単独自衛防災組織の設置や隣接企業との間で応援協定を締結し、共同防災組織を構成しています。その中では、年間の教育・訓練計画に基づき、合同訓練や情報交換などを行っており、災害発生時の拡大防止を図るための初動体制に万全を期しています。
防災訓練
防災訓練の様子
毎年、様々な訓練を計画的に実施しています。中でも、全社防災訓練では南海トラフ巨大地震等の非常災害を想定し、関係部門が連携し訓練を行っています。
- ・全社防災訓練・総合防災訓練
- ・ガス漏洩訓練
- ・避難誘導訓練
- ・一斉連絡・安否確認訓練 など
協力会社と一体となった労働安全衛生活動
パトロールの様子
火力発電所では協力会社と一体となった労働安全衛生活動に取組んでいます。協力会社の方々と合同で発電所内を定期的にパトロールし、発電所内の危険箇所や危険行為の有無、作業環境の整理整頓状況を、それぞれの視点で点検することで危険・災害の芽を摘んでいます。
また、協力会社と合同で定期的に開催する会議にてパトロール結果の報告や安全衛生に関する意見交換を通じて、健康で安全な職場環境の醸成に努めています。