関西電力グループのマテリアリティ(重要課題)

当社グループの事業ならびに当社グループを取り巻く社会が共に持続可能なものであるために、当社がいま取り組むべき課題を明確にすることを目的として、2016年からマテリアリティ(重要課題)を特定し、取組みのPDCAを回しています。
中期経営計画(2021-2025)策定に伴うマテリアリティ(重要課題)については、改めてお知らせさせて頂きます。

見直しをおこなうにあたり考慮すべき基本要件としてGRIスタンダード(電力固有の側面含む)を参照しています

  • 【ステップ1】

    ◇経営戦略の達成を阻害するリスク・促進する機会の抽出
    • -中期経営計画(2019-2021)の重点施策ごとに、その実現を阻害するリスクおよび促進する機会を抽出
    • -それぞれのリスク・機会に対して「発生可能性」「影響度」をもとに評価し重大なリスク・機会を抽出
  • 【ステップ2】

    ◇抽出したリスク・機会に対応していくための「重要課題」の整理
    • -重大なリスク・機会に対し、専門家の監修のもと「重要課題」を整理
  • 【ステップ3】

    ◇ステークホルダーからの重要性を評価
    • -重要課題に対して、機関投資家、外部評価機関、専門家意見を元にステークホルダーにとっての重要性を確認
  • 【ステップ4】

    ◇経営層での議論と決定
    • -社長を議長とするサステナビリティ推進会議での議論を経て、10項目のマテリアリティを特定

中期経営計画の主な取組みとリスク・機会

重点施策 抽出された主なリスクと機会
リスク 機会
「安全最優先」と「社会的責任の全う」
  • ●安全・安定供給
  • ●経営基盤の強化
  • ・電力供給設備の高経年化の進展
  • ・台風・豪雨(気候変動に起因する異常気象など)や地震・津波などの自然災害に伴う設備事故
  • ・原子力をはじめとする大規模電源の計画外停止
  • ・サプライチェーンを含む安全上の問題、重大なコンプライアンス違反による企業価値毀損
  • ・サイバー攻撃への対策不足による安定供給阻害
  • ・労働人口減少に伴う人材獲得競争激化
  • ・多様な人材活用による新たな価値の創造
  • ・働き方改革推進に伴う生産性向上
  • ・レジリエントな事業基盤の強化により賜るお客さまや社会からの信頼と、それを通じた事業機会
「低炭素」のリーディングカンパニーとして、気候変動問題への対応をはじめとした環境負荷の低減への取組み
  • ・気候変動問題への対策強化に伴う既存事業への規制・政策の大幅な見直し
  • ・ESG投資や脱炭素化の潮流の高まりによる新たな収益拡大機会
  • ・国内外における再エネ投資機会の拡大
これまで培ったソリューション力を活かした「安心・快適・便利」で経済的なエネルギーサービスのお届け
  • ・人口減少に伴うエネルギー需要の減少
  • ・国内電力小売競争激化
  • ・異業種企業参入による既存ビジネスモデルの競争力低下
  • ・省エネ進展に伴うエネルギーへの関心の高まり
  • ・技術革新による電気の利用形態の変化
  • ・新市場設立に伴う収益拡大機会
  • ・電力・ガス自由化によるビジネスチャンスの拡大
    (関西エリア以外への進出)
  • ・アライアンスの拡大による販売チャネルの充実
グループ総合力を発揮した新たな事業・サービスを創出し、お客さまや社会の幅広い課題の解決に貢献
  • ・FTTH市場、モバイル市場における顧客獲得競争激化
  • ・国内での不動産優良物件の獲得競争激化
  • ・海外展開におけるカントリーリスクやマーケットリスク
  • ・5G普及に伴う国内インフラ事業の拡大
  • ・国内社会課題(医療・介護・高齢化等)の顕在化による事業機会
  • ・国内外における再エネ投資機会の拡大
  • ・海外エネルギー需要の拡大による事業機会
  • ・分散化等のニーズ多様化による事業機会
新たな価値の創出に向けた、デジタルトランスフォーメーションの実現
  • ・ビジネスモデルの変革、技術革新への対応遅れや専門人材育成停滞による事業機会の喪失
  • ・デジタル技術を活用した生産性向上・新たな価値の創出

特定したマテリアリティをCSR行動原則ごとに整理し、主な取組みを本レポートで報告しています。
今後も事業環境やステークホルダーからの期待・要請の変化に応じて、マテリアリティを見直すとともに、持続的発展に資する取組みを充実させていきます。

マテリアリティと
関連するSDGs
主な取組みと「目標」 バウンダリ
(集計範囲)
GRI
開示事項
新たな価値の提供に
よる収益力の強化
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12 つくる責任 つかう責任
収益の確保
  • 経常利益
  • 「3ヵ年平均2,000億円以上」
連結
ベース
201-1
G4-DMA
(旧EU)
  • 自己資本比率
  • 「20%以上」
  • ROA
  • 「3ヵ年平均3.0%以上」
お客さまの声を活かす取組み 継続的な取組みの実施 関西電力
お客さま対応の品質向上
  • お客さま満足度
  • 「90.0%以上」
関西電力
付加価値サービスの拡充 「はぴeみる電」の加入者数の拡大
  • ※ 電気・ガスの料金や使用量のWEB通知サービス
関西電力
安全最優先での
レジリエントな
事業基盤の強化
  • 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
電力の品質
  • 1 軒当たりの年間停電時間
  • 「世界で最も優れた水準の維持」
関西エリア G4-EU25
G4-EU29
G4-DMA
(旧EU)
  • (高経年化対策)鉄塔、コンクリート柱の更新
  • 「適切な実施」
事故・災害に対する備えと対応
  • 全社総合防災訓練における指揮・運営スタッフの参加人数
  • 「800人以上」
関西電力
社外防災機関が主催する防災訓練への積極的な参加 関西電力
(原子力災害への備え)教育、演習受講者数、訓練回数 関西電力
電力設備における公衆保安の確保
  • 一般の方の負傷者数
  • 「0人」
関西電力
脱炭素化に向けた
取組み推進
  • 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 12 つくる責任 つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
CO2排出抑制取組みの推進 CO2フリー発電量国内No.1 関西電力
グループ
305-1
305-4
G4-EU11
G4-EU12
G4-DMA
(旧EU)
2030年度に国内発電事業に伴うCO2排出量を半減(2013年度比)
電気事業全体で2030年度に0.37kg-CO2/kWh程 関西電力
再生可能エネルギーのさらなる開発・活用
  • 再エネ開発 設備容量、開発量
  • 「2030年代に設備容量600万kW、国内外での新規開発200万kW以上」
関西電力
グループ
火力発電所の熱効率の維持・向上
  • ベンチマーク指標
  • 「ベンチマーク指標(A: 1.00、B: 44.3%)の達成」
  • ※省エネ法のベンチマーク制度に基づく指標
関西電力
送配電ロスの低減
  • 送配電損失率
  • 「現状より低減」
関西エリア
原子力プラントの安全・安定運転の継続 「運転計画に基づく運転」 関西電力
事業エリアにおける
信頼獲得と
地域活性化への貢献
  • 11 住み続けられるまちづくりを
地域に対するお役立ち活動
  • 構想が実現した地域創造活動
  • 「ステークホルダーと連携した需要の維持・創造」
関西電力 G4-DMA
(旧EU)
ダイバーシティの
推進と
安全で働きやすい
職場環境の構築
  • 5 ジェンダー平等を実現しよう
  • 8 働きがいも経済成長も
従業員の安全衛生
  • 災害度数率
  • 「0」
関西電力 403-2
405-1
ダイバーシティの推進
  • 女性役職者比率および女性管理職者数
  • 「2030年度末までに2018年度の3倍以上」
関西電力
  • 採用における女性比率
  • 「事務系40%以上、技術系10%以上」
働きやすい職場の構築
  • 有給休暇取得率
  • 「90%以上」
関西電力
人財育成・確保の
強化
  • 8 働きがいも経済成長も
従業員のスキル・能力開発 研修受講者数 関西電力 401-1
404-1
人財確保の強化 新規採用者数(計画に対する達成率) 関西電力
ステークホルダー
との双方向コミュニ
ケーションの深化
  • 12 つくる責任 つかう責任
株主・投資家への情報発信、対話実施(ESG含む) ステークホルダーとのコミュニケーション推進 関西電力
適時的確な情報発信
コンプライアンスの
徹底
  • 16 平和と公正をすべての人に
コンプライアンスの徹底
  • 重大な環境コンプライアンス違反件数
  • 「0件」
関西電力
グループ
205-2
206-1
307-1
419-1
  • 重大な社会コンプライアンス違反件数
  • 「0件」
コンプライアンス相談窓口の活用促進 コンプライアンス相談窓口の受付件数および
そのなかでの重大なコンプライアンス違反の件数
関西電力
グループ
デジタル技術の活用
による事業の変革と
情報セキュリティ対策
の強化
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
DX人材の育成 専門研修等を通じたDX人材の育成推進 関西電力 404-1
418-1
情報セキュリティマネジメント
  • 重大な情報セキュリティ事故件数
  • 「0件」
関西電力
グループ
サプライチェーンに
おけるCSR上の
適切なリスク管理
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 12 つくる責任 つかう責任
  • 16 平和と公正をすべての人に
調達基本方針の実践と取引先への浸透
  • 新規サプライヤー(調達本部契約)のCSRアンケート実施率
  • 「100%」
関西電力 308-1
403-2
414-1
取引額上位200社程度の取引先に対し、
2019~2021年度においてCSRアンケートを実施
関西電力

特定したマテリアリティをCSR行動原則ごとに整理し、主な取組みを本レポートで報告しています。
今後も事業環境やステークホルダーからの期待・要請の変化に応じて、マテリアリティを見直すとともに、持続的発展に資する取組みを充実させていきます。

CSR
行動
原則
マテリアリティ GRI
開示事項
関連
する
SDGs
主な取組みと「目標」 2018年度実績 バウン
ダリ
- 経済的
パフォーマンス
201-1 8 働きがいも経済成長も 収益の確保
  • 経常利益
  • 「2018年度 2,000億円」
2,036億円 連結
ベース
  • 自己資本比率
  • 「2018年度 20%」
20.9%
  • ROA

    (総資産事業利益率)

  • 「2018年度 3.5%」
3.3%
第1
原則
供給力と信頼性 G4-DMA
(旧EU)
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに 電力の安全・
安定供給
  • 最大電力
2,865万kW 関西
エリア
デマンドサイドマネジメント G4-DMA
(旧EU)
お客さまへの省エネコンサルティング
  • 「はぴeみる電」加入者数
483.0万件 関西
電力
プラントの廃止 G4-DMA
(旧EU)
12 つくる責任 つかう責任 原子力プラントの活用と廃止計画
    • 美浜発電所
      1、2号機の廃止措置
    • 大飯発電所1、2 号機の廃止措置
  • 「美浜発電所1、2 号機の安全かつ着実な廃止措置の実施」
    「大飯発電所1、2 号機の廃止措置計画認可」
大飯発電所1、2号機の廃止措置に伴う原子炉施設保安規定変更認可申請について(2019.3.13)
大飯発電所1、2号機 廃止措置計画認可申請書の提出について(2018.11.22)
関西
電力
災害などの緊急時対応 G4-DMA
(旧EU)
11 住み続けられるまちづくりを 事故・災害に対する備えと対応
  • (原子力災害への備え)

    • 教育・演習受講者数(美浜・高浜・大飯)
    • 訓練回数(美浜・高浜・大飯)
  • 「適切な実施」
約5,900人
約6,300回
関西
電力
  • (大規模災害への備え)

    • 全社総合防災訓練の参加人数
  • 「適切な実施」
907人
顧客の安全衛生 G4-EU25 電力設備における公衆保安の確保
  • 一般の方の
    負傷者数
  • 「0人」
5人 関西
電力
マーケティングとラベリング 417-1*1 12 つくる責任 つかう責任 電気に関する各種情報の発信とコミュニケーション
  • お客さま・社会への適切な情報発信
  • 「適時・適切な発信」
電気の安全利用や、燃料、廃棄物等の情報について、グループレポート等で確実に発信 関西
電力
  • お客さまの声に基づく改善件数
  • 「継続的な改善」
(累計)225件
アクセス G4-EU29 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに 電力の品質
  • 1軒当たりの年間停電時間
  • 「世界で最も優れた水準の維持」
397分 関西
エリア
第2
原則
システム効率 G4-EU11 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
12 つくる責任 つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を
火力発電所の熱効率の維持・向上
  • 火力熱効率
    (低位発熱量)
  • 「現状の維持・向上」
49.0% 関西
電力
G4-EU12 送配電ロスの低減
  • 送配電損失率
  • 「現状より低減」
5.1% 関西
エリア
大気への排出 305-4 12 つくる責任 つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を
電気の低炭素化
  • CO2排出係数
    (使用端)
  • 「2030年度
    0.37kg-CO2/kWh程度」

    (電気事業低炭素社会協議会としての目標)

0.33kg-CO2/kWh 関西
電力
305-7 大気汚染防止
  • SOx排出量
    (火力)
  • 「世界で最も少ない水準の維持」
0.039g/kWh 関西
電力
  • NOx排出量
    (火力)
  • 「世界で最も少ない水準の維持」
0.077g/kWh
排水および廃棄物 306-2 12 つくる責任 つかう責任 廃棄物による環境負荷の低減
  • 高濃度PCB
    処理量
  • 「法定期限内での全量処理」
(累計)5,240台 関西
電力
  • 低レベル放射性廃棄物発生量
  • 「低減対策の確実な実施」
2,701本
第3
原則
地域コミュニティ G4-DMA
(旧EU)
9 産業と技術革新の基盤をつくろう 地域創造活動の推進
  • 構想が実現した地域創造活動の累計件数
  • 「ステークホルダーと連携した需要の維持・創造」
7件
(2019年6月現在)
関西
電力
第4
原則
労働安全衛生 403-2 8 働きがいも経済成長も 従業員の安全衛生
  • 災害度数率
  • 「0」
0.43 関西
電力
研修および教育 404-1 従業員のスキル・能力開発
  • 研修受講者数(集合研修)
36,551人 関西
電力
ダイバーシティと機会均等 405-1 5 ジェンダー平等を実現しよう
8 働きがいも経済成長も
ダイバーシティの推進
  • 女性役職者数と構成比
  • 「2020年度末までに2013年度比の倍以上」
112人 2.1% 関西
電力
  • 事務系女性採用者数と構成比
  • 「女性比率40%以上」
18人  37.5%
第6
原則
環境コンプライアンス 307-1*2 16 平和と公正をすべての人に コンプライアンスの徹底
  • コンプライアンス上の重大な問題事象に関するプレスリリース
  • 「重大な違反0件」
環境
コンプライアンス 0件
関西
電力
グループ
社会経済面のコンプライアンス 419-1*3 社会経済面の
コンプライアンス 3件
顧客プライバシー 418-1*4 情報セキュリティマネジメント
  • 個人情報漏えいに関するプレスリリース
  • 「情報漏えい0件」
1件 関西
電力
グループ
(参照するGRIスタンダード)
*1 GRI417:マーケティングとラベリング2016の417-1、GRI103:マネジメント手法2016の103-1、103-2、103-3
*2 GRI307:環境コンプライアンス2016の307-1、GRI103:マネジメント手法2016の103-1、103-2、103-3
*3 GRI419:社会経済面のコンプライアンス2016の419-1、GRI103:マネジメント手法2016の103-1、103-2、103-3
*4 GRI418:顧客プライバシー2016の418-1、GRI103:マネジメント手法2016の103-1、103-2、103-3

持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)

2015年9月、国連サミットにて「持続可能な開発目標(SDGs)」が全会一致で採択されました。2030年までに達成するべく、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動などに関する17のゴールが宣言されています。