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とってもきれいな「光の三原色(さんげんしょく)の実験」だよ
- 保護者のみなさまへ
- この実験では、キリや火を使いますので、ご一緒に実験していただくようお願いします。
- ①ツナ缶(かん)オイルづけを使うこと。 スープ味はダメだよ。
- ②タコ糸(約5センチ)綿でできた太いものを用意してください。
アクリルなどの化学繊維(かがくせんい)が混ざったものはすぐに燃えつきちゃうよ。 - ③キリ
- ④CD(いらなくなったものやよごれたものでOK)
- ⑤ライターやマッチなど火をつけるもの
- ⑥両面テープ
- ①ツナ缶にキリであなをあける。大人に手伝ってもらおう。
- ②タコ糸を5センチほどに切って、ツナ缶の中に、半分くらい(2.5センチぐらい)おしこむ。10分ほどそのままにしておき、タコ糸に缶づめの油がしみこんだら、準備OK!
- ポイント
- タコ糸の上まで油がしみこめばOK!
- ③CDの下のところに、両面テープをはっておきます。
これは、CDをツナ缶にくっつける時に使います。
CDをツナ缶にくっつけて、タコ糸に火をつけたら、ろうそくの光を反射。へやを暗くして見てみると…
ツナ缶ろうそくは、缶づめにふくまれている魚の油をタコ糸にしみこませて、火を燃やしています。
CDに「にじ」がうつるのは、次のような仕組みです。
照明やろうそくの火は、人間には白やうすい黄色の光に見えますが、本当は赤・緑・青の3つの光が混じりあって白やうすい黄色に見えているのです。
この赤・緑・青の色を「光の三原色(さんげんしょく)」といいます。
CDには、目に見えないほど細かなデコボコがあり、そのデコボコに光が当たるとろうそくの火は、赤・緑・青の三原色に分かれ、また混じりあうことで、「にじ」のように見えるのです。光の三原色の図を見るとわかりやすいですね。
雨がやんだ時に見える「にじ」も同じ仕組みです。
雨がふったあとも、空気の中には、細かな雨のツブがういています。その雨のツブが、レンズのように、太陽の光を反射(はんしゃ)して、赤・緑・青の三原色に分けるのです。
「にじ」は7色といわれますが、本当はこの赤・緑・青の光でできていて、これらの光が混ざることで7色に見えるのです。雨がやんで時間がたつと、「にじ」をつくりだしている空気の中の雨のツブが地面に落ちてしまい、「にじ」も消えてしまうのです。
この実験では、ツナ缶の油が「ろう」の代わりになって火が燃えます。
ツナ缶の大きさやタコ糸の太さや種類によっては1時間以上にわたって火が燃える場合もあります。ろうそくの火が消えたあと、タコ糸を取れば少しあたたかくなった?ツナ缶として、おいしく食べることができます!
非常時(ひじょうじ)にはツナ缶がろうそくになり、そのままおいしい非常食になることを覚えておくと役立つかもしれません。