でんきのもしも
もしも、地球の気温が上がり続けたら

もしも、地球の気温が上がり続けたら2013.07.26(2023.02更新)

地球温暖化防止へ向けた、関西電力の取組み

関西電力は、「電気事業低炭素社会協議会」に加入しており、業界全体として2030年度に排出係数0.37kg-CO2/kWh程度(使用端)をめざすこととしています。当社は引き続き、CO2排出の抑制に向け、安全を最優先とした原子力発電の活用や火力発電所の熱効率維持・向上、再生可能エネルギーの開発などに取り組むとともに、長期的な観点も踏まえ、社会全体の電化率の向上も推進することにより、低炭素社会の実現に貢献していきます。

火力発電の熱効率向上

火力発電所については、設備や運用に関する対策を継続的に行い、熱効率の維持・向上を図ることによって、化石燃料の使用量を削減し、CO2排出量の抑制に努めています。天然ガスを燃料とする、関西電力で最大級の火力発電所「姫路第二発電所」は高効率な火力発電方式(コンバインドサイクル方式)への設備更新工事を行いました。熱効率が約42%から世界最高水準の約60%に向上し、CO2排出量の低減に大きく貢献しています。

再生可能エネルギーの開発・普及

再生可能エネルギーとは、水力や太陽光、風力などのエネルギーのこと。
関西電力グループは一体となって、既設水力発電所の出力向上や太陽光・風力の発電所建設など、2030年までに50万kW程度の再生可能エネルギーの導入を目指して取り組んでいます。
今後も、洋上風力発電や地熱発電など多様な電源の開発や管外での開発にも積極的に取り組んでいきます。

太陽光発電の開発

京都府精華町で(株)関電エネルギーソリューション(Kenes)の「けいはんな第二太陽光発電所」(出力1,000kW)が2018年9月に運転を開始しました。当社グループの太陽光発電所は計11ヵ所、CO2排出削減量は計2万7,000トン/年になります。

水力発電の開発

2015年11月、富山県黒部市宇奈月町の「出し平発電所」(最大出力520kW)が、当社152ヵ所目の水力発電所として運転を開始しました。同発電所は、当社所有の「出し平ダム」が下流の景観保全など河川環境を維持するために放流する水を発電に利用します。

風力発電の開発

愛知県田原市では、Kenesの「田原4区風力発電所」(出力6,000kW(2,000kW×3基))が2014年5月から運転を続けています。当社グループの風力発電所は「淡路風力発電所」(出力1万2,000kW)と合わせて計2ヵ所、CO2排出削減量は計約1万9,000トン/年になります。

安全確保を第一とした原子力発電の活用

原子力発電は発電時にCO2を排出しません。太陽光や風力発電といった再生可能エネルギーも発電時にCO2を排出しませんが、エネルギー密度が低く、天候次第で出力が変動する等のことから、安定供給と経済性の面で課題があります。

原子力発電は安定的にCO2ゼロの電気を大量に供給できることから、地球温暖化防止に大きく貢献する電源として、引き続き、重要です。福島第一原子力発電所から得られた反省と新たな知見を充分に踏まえ、あらゆる安全対策を行い、世界最高水準の安全を確保しつつ、安全・安定運転に万全を期していきます。

各種電源別(1kWh当たり)のCO2排出量

出典:原子力・エネルギー図面集2017

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