使命の最前線

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工務・系統運用

亘長約12,800kmもの送電線と約900箇所もの変電所を守り、まちへと電気を繋ぐ。

送電、変電、制御、水力における各設備の保守メンテナンスに加え、新設、修繕、取り換えにまつわる工事業務。
更には、発電所、送電線、変電所などで構成された電力の流れを監視・コントロールすることで、高品質な電力の安定供給を守っています。

ライフラインである電気を守るため、「給電のプロ」を目指し、電力系統の技術力向上に挑む。

発電所でできた電気を、送電線・変電所・配電線といった「電力系統」を通じてお客さまにお届けしています。その中で、電気の流れをコントロールする役割を担い、24時間・365日絶え間なく業務を行っているのが私の所属する給電制御所です。送電線や変電所の故障による停電を防ぐため、停電しにくい電力系統の回路を構成しています。
しかし、故障によっては停電が発生してしまうことがあり、その場合は速やかに別の回路から電気を送る処置を施します。どんな状況であろうと、速やかにライフラインである電気を復旧する使命を果たすために、シミュレータ装置を用いて実施しているのが事故想定訓練です。

このように停電事故を早期解消するために、厳しい事故復旧訓練を受けながら技能向上に励んでいます。
日々の業務は多岐に渡りますが、確実にそれらを遂行することが電力の安全・安定供給に繋がります。だからこそ、電力系統に関する技術力向上や、関係者との意思疎通を密に仕事を進めていくことを重要視しています。
まずは基幹系統給電所や中央給電指令所で勤務できるくらいに技術力を高めることが、今後の目標です。そして、そこでよりレベルの高い業務に携わりながら関西電力全体の系統の知識を学び、身につけたいと考えています。最終的な将来の夢は、「給電のプロ」と呼ばれるようになることです。

変わらぬ電力の安定供給のため、発電所・変電所を生まれ変わらせる。

※写真は2020年3月以前のものです。2020年4月1日より、送配電事業は関西電力送配電株式会社が行っております。

電気をつくる発電所の設備は、動き始めて何年もたつと老朽化し、安全な運転に支障をきたす恐れがでてきます。
私の仕事は、京都府下にある水力発電所や変電所の老朽化した設備を新しいものに取り換えたり、改良する工事を計画し、実行することです。
具体的には、工事にかかる費用を算出して、工事用の図面を設計します。工事が始まると計画通りに進んでいるか、不具合がないかを確かめて本格的な稼働へとむかいます。老朽化した設備や機器を更新することで発電所は生まれ変わり、信頼性、安全性は更に向上します。
このような更新工事は、電気をより安定的にお届けするためになくてはならない仕事なのです。

私の仕事は、華やかにスポットライトを浴びるような仕事ではありません。
しかし、担当した工事が計画通りに進み、大きな設備が実際に動き始めたときは、体中に喜びがこみ上げてきます。
また、設備メーカーや協力会社と一緒につくりあげた設備が完成後、数十年も働き、世の中に電気を供給し続けるのかと思うと仕事に誇りすら感じて使命感を新たにします。
私が関西電力を選んだのは、難工事にも屈せず、何年もかけて黒部ダムを完成させたチャレンジ精神に惹かれたからです。自分もその一員であることを忘れず、更に新たな仕事にも挑戦したいと思っています。

お客さまからの信頼とライフラインを守るという責任を胸に次世代の人材育成に携わりたい。

※写真は2020年3月以前のものです。2020年4月1日より、送配電事業は関西電力送配電株式会社が行っております。

私が所属している部門では、発電所からの電気をお客さまの最寄りの変電所まで確実に送り届ける役割を担っています。その中で私が担当しているのは、「工事立会業務」です。
主な内容は、地中送電ケーブルの取替えや、ケーブルを引き入れるための管路を道路などの地中に埋設していく業務です。
工事を行う際、設計通りになされているか、協力会社が安全に作業しているのかなどを現場で確認し、工期内に安全に工事を完了させることが、私のミッションとなります。

現在の仕事を通して、お客さまからの信頼を得ることの難しさ、ライフラインの一部である「電気」を守るという責任感を学びました。
地中送電の保守作業や工事立会は、道路上で作業を行うことが多い仕事です。そのため、業務中にお客さまからお問い合わせを受けることも多くあります。
そんな時は、ご要望に応えることができるよう、まずはその場でよく話を聞き、日頃から「お客さま目線に立った説明」を心掛けています。
また、今後は入社時に自分を指導してくれた先輩に少しでも近づくことができるよう、保守スキルを向上させていくとともに、中堅メンバーとして後輩指導にも力を入れていきたいです。
これから先もライフラインを守っていくために、これまでの業務で経験してきた技術やスキルを次世代の後輩に伝えていきたいと思っています。

関西まで電気を届けるために、雨や雪が降ろうとも、鉄塔へ上って設備を保守する。

※写真は2020年3月以前のものです。2020年4月1日より、送配電事業は関西電力送配電株式会社が行っております。

私の所属している庄川電力システムセンター送電係の役割は、主に北陸支社管内で発電された電気を関西まで送り届けることです。その中で私は、富山県、石川県、福井県、岐阜県の4県にわたる送電線の保守を担当しています。中でも、高さ100m近い鉄塔や高圧電流の流れる送電線の巡視、点検、工事の立会業務などが主な業務です。点検、巡視業務では実際に鉄塔へ上り、送電設備に異常がないか確認をしています。現場への移動は主に車両になりますが、山の中にある鉄塔へは荷物を背負い巡視路を歩いて登らなければなりません。また、補修が必要な異常が発見された際には、雨や雪が降っていても鉄塔へ上って補修作業を行うことがあります。このようなハードな一面もありますが、電力の安定供給に貢献しているという誇りを持って仕事ができるうえに、鉄塔からの四季折々の景色を味わえる魅力のある仕事です。

私が次のステップとして挑戦したい業務は、技能向上のための直営補修業務と、鉄塔建設に関する設計業務などの工事発注業務です。具体的には、直営補修業務は係員が実際に鉄塔へ上り、異常のある設備を補修する業務になります。現在も直営補修業務には携わっていますが、これからより多様な作業を経験し、緊急事態発生時には作業員として的確に対応できるよう、更に経験を積んでいきたいと考えています。また、設計業務は高経年化した設備の修繕や、新たな鉄塔の建設に関する設備工事があります。自分の設計した鉄塔が実際に建設されるという仕事に大きなやりがいを感じるため、今後挑戦していきたいです。

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電気を安定してお届けするために