社員紹介

安全性確保を大前提に、日々の業務に邁進

私の所属する電気設備グループは、原子力発電に使用する電気・計装設備に関する技術開発や新規導入から、原子力事業本部・各原子力発電所の情報通信インフラまでを担当する裾野の広い職場です。その中で私は、計装設備を担当するチームで仕事をしています。計装設備とは、温度計、流量計、圧力計、中性子・放射線の検出装置といった計器や、原子炉・タービンの制御装置などのことです。主な担当業務は、原子力発電所で重大な事故が起きた際に必要な計装設備に関する、新規制基準対応や工事計画の立案です。新規制基準対応では、安全要求が強化された新規制基準にもとづいて関西電力が設置した計装設備について、許認可の申請書類・審査会合での説明資料を作成しています。原子力発電所の安全確保のために不可欠な書類であるため、作成にも力が入ります。工事計画の立案では、「原子力発電所の安全性を向上させるためには、プラントのどこをどう計測・制御すべきか」を考え、関係する社内の各部署、メーカー・協力会社と議論を重ね、必要な仕様・予算・人員・日数などを取りまとめます。事業本部では全発電所共通の課題を扱うことが多く、発電所勤務の頃より規模の大きい工事を任せてもらえます。安全性確保を大前提とした原子力発電所の再稼動に向け、日々の仕事に取り組んでいます。

未来に対する責任をやりがいに

私は、原子力のエンジニアとして、「信頼できる原子力発電」を次の世代に残したいと考えています。世界の人口問題や新興国の経済発展と、現在の科学技術水準を勘案すれば、安定して大規模なエネルギーを供給できる手段はひとつでも多く用意しておくべきですし、そのために原子力のエンジニアができることは少なくないと思っています。もちろん、福島第一原子力発電所事故を経験した日本で、原子力のエンジニアとして働くことは、未来に対して重い責任を担うことになります。二度と深刻な事故を起こさず、安全・安定運転を継続し、社会の皆さまからご理解と信頼を得ていくことでしか、その責任を全うすることはできません。簡単なことではありませんが、やりがいは十二分にあります。