電力改革の新市場「需給調整市場」が2021年4月にスタート! 電力改革の新市場「需給調整市場」が2021年4月にスタート!

関西電力はお客さまとともに、次世代のエネルギー社会を築いてまいります。 関西電力はお客さまとともに、次世代のエネルギー社会を築いてまいります。

需給調整市場とは

 停電や設備機器への支障を発生させないように、電気は常に需要と供給を一致させる必要があります。この需要の変化に合わせて発電所等で需要と供給を一致させるために必要な電力を「調整力」といいます。この「調整力」を使い安定供給を担う役割を各地域の一般送配電事業者(TSO)が担っています。

需給調整市場創設

 2016年4月のライセンス制導入に伴い、各TSOが公募入札により調整力を調達してきました(調整力公募)。
 2021年4月からは、この調整力を「需給調整市場」という全国一体的な市場で取引する制度が開始されます。様々な事業者が一つの市場に参加することで、価格競争が促進され、調整力を確保するための費用の低減が期待されています。
 また、需給調整市場においては、需要側であるお客さまのエネルギーリソースを活用したDRを取引できる商品区分も用意されています。

需給調整市場で取引される商品

 需給調整市場で取引される商品区分は大きく5つあり、応動時間の最も遅い三次調整力②が2021年4月から取引が開始され、順次、より応動時間の速い調整力へ商品が拡大されていく予定です。
需給調整市場の制度検討状況についてはこちら▼
(送配電網協議会HP)https://www.tdgc.jp/jukyuchoseishijo/outline/
出所)2020年8月7日 第18回 需給調整市場検討小委員会 資料4を基に作成

VPP・DRを活用して需給調整市場に参入する意義

 お客さまが保有するエネルギーリソースを用いたVPP・DRで需給調整市場に参入することは、 系統安定化コストの低減や再生可能エネルギーの導入促進への貢献といったSDGsにつながるものであり、また、お客さまのエネルギーリソース価値の最大化にもつながるものとして、社会的に取引の活性化が期待されています。

■系統安定化コストの低減

 VPP・DRは、本来別の目的を持ったお客さまのエネルギーリソース(例えば、蓄電池の場合、ピークカットや太陽光等の再エネの自家消費の拡大、BCP対策等)の余力を活用するため、 系統安定化のために従来型の火力発電や揚水発電などの電源と比べ、設備投資等を抑制することができ、 中長期的には系統安定化コストの低減に貢献するものと期待されています。

■再生可能エネルギーの導入促進

 太陽光や風力といった再生可能エネルギーは、天候などの影響によって短い時間のなかで発電量が急激に変動するため、導入促進には、導入量に見合った調整力を確保する必要があります。
 そこで、今後、さらなる再生可能エネルギーの導入拡大に向けて、VPP・DRの調整力としての重要性は高まってきます。

■お客さまのエネルギーリソース価値の最大化

 関西電力はアグリゲーターとして、需給調整市場への参入を含め、 DRの買い手や取引メニューを増やすことで、お客さまのエネルギーリソース価値を最大化できる最適なサービスをご提案してまいります。

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