電界とは

プラスチックの下敷きをセーターなどでこすって頭に近づけると髪の毛が逆立つのは、静電気によって生じる「電界」によるものです。通常（＋）と（-）の電気があると、この間に電圧が生じて「電界」ができます。

セーターなどを脱いだ時、パチパチと音がしたり、ドアのノブに触れた際にパチとすることがありますが、これも静電気による「電界」によって生じる現象です。

空に雷雲ができれば、雷雲と地面の間に「電界」が発生します。

「電界」は、「電圧」がかかっているもののまわりに必ず発生します。

「電界」の単位はキロボルト･パー･メートル（kV／m）またはボルト･パー･センチメートル（V／cm）です。

電気が流れる様子は、目に見えないのでわかりにくいですが、下の図のように水の流れにたとえるとわかりやすくなります。

水を流すためには、水圧が必要ですが、電気ではこの水圧にあたるのが「電圧」です。また、水の流れが「電流」に相当します。

送電線の「電界」の作用で蛍光灯がほのかにともることがあります。

蛍光灯を通常使用する場合と、送電線の下でともるのとは少し違っています。
送電線の電界の作用でともる場合は、電子の数が少ないため、非常にほのかに光ります。

このような現象は送電線下に限らず、例えば暗闇において、蛍光灯を乾いた布でこすった場合にもみられます。

フリックしてご覧ください。

電磁波