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高浜発電所だより

”高浜発電所だより 臨時号 2016年5月”

 町民のみなさまには、日頃より発電所の運営にご理解・ご支援をいただきありがとうございます。
 当社は、4月20日に、高浜1・2号機について、原子炉設置変更許可をいただきました。今号では、高浜1・2号機が40年を超えて運転を延長するために必要な手続きや、今後、高浜1・2号機で行われる予定の様々な安全対策工事についてご説明します。

高浜1・2号機の新規制基準適合性に係る原子炉設置変更の許可をいただきました

高浜1・2号機
高浜1・2号機

 4月20日、当社は、原子力規制委員会より、高浜1・2号機が新規制基準に適合しているという原子炉設置変更の許可をいただきました。
 昨年3月17日の申請以降、これまでに審査会合等の中でいただいたご指摘を踏まえ、高浜1・2号機における自然現象や内部火災等の対応が必要なものを反映するとともに、既に許可をいただいております高浜3・4号機についても、高浜1・2号機を加えた、1号機から4号機すべての運転を前提に、同時に重大事故が発生した場合の対応等についても明記して補正申請を行ってきました。

 高浜1・2号機は、7月7日までに運転期間延長認可申請の認可を得る必要があります。また、それまでに今回、許可をいただいた原子炉設置変更許可申請に加え、工事計画認可申請についても認可を得る必要があります。
 当社は今後も引き続き、工事計画認可申請、運転期間延長認可申請の審査に真摯かつ的確、迅速に対応し、みなさまのご理解を賜りながら安全最優先で再稼動を目指してまいります。

高浜1・2号機 今後のスケジュール

高浜1・2号機の主な安全対策工事の概要

 今後、発電所で行われる予定の高浜1・2号機の原子炉設置変更許可に係る主な安全対策工事についてご説明します。
 この工事については、現在、現場調査や設計などの準備段階であり、必要な許認可をいただいたうえで、速やかに着手していきたいと考えています。工事の完了時期は、平成31年度中を予定していますが、今後、審査や工事の進捗状況により変更になる可能性があります。いずれにしましても、当社としては、安全を最優先にこの対策工事を完了させたいと考えています。

2号機の海水取水設備移設工事

○基準地震動の見直し(550ガル→700ガル)を踏まえ、海水管が設置されている地盤の支持性能を向上させるため、強固な岩盤上に海水管を移設する。

2号機の海水取水設備移設工事

1・2号機原子炉格納容器上部遮へい設置工事

○重大事故時に原子炉格納容器から放出される放射線を低減させるとともに、屋外作業員の被ばく量の低減を図るため、鉄筋コンクリート造のドーム状の上部遮へいを設置する。

1・2号機原子炉格納容器上部遮へい設置工事

緊急時対策所等設置工事、免震事務棟設置工事

  • ○1号機から4号機で同時に重大事故が発生しても、必要な事故対応の指揮ができるよう、耐震構造の緊急時対策所を設置する。
  • ○事故対応支援要員をより多く収容するための施設として、免震構造の免震事務棟を設置する。(自主的な取組み)

緊急時対策所(耐震建屋) 免震事務棟(免震建屋)

ケーブル火災防護対策

○安全上、重要な設備や機器などに使用されている非難燃ケーブルについては、難燃ケーブルと同等以上の性能を確保するため、以下の対策をとる。

  • ①中央制御室下のケーブル処理室内のケーブルを難燃性のものに取り替える等、プラント全体の約6割を難燃ケーブルに引替える。
  • ②難燃ケーブルへの引替えが困難な箇所は、防火シートの巻きつけによる防火措置を実施する。

中央制御盤取替工事

○保守性向上の観点から、従来のアナログ式中央制御盤を、デジタル式の新型中央制御盤に取替える。
(自主的な取組み)

中央制御盤の取替前後のイメージ

高浜1・2号機の運転期間延長についてのQ&A

Q1.高浜1・2 号機は40年を超えて運転しても安全なの?

A1

40年を超えた原子力発電所でも安全に運転できます。
高浜1・2号機では、これまでも、

  • ①計画的な機器の取替えや補修
  • ②設備の健全性について技術評価を行う30年目以降の高経年化技術評価の実施
  • ③取替えが難しい原子炉容器やコンクリート構造物などに対して、40年目を迎えるまでに行う特別点検の実施

など、長期運転に向けた適切な保守管理を実施しています。
今後も最新の規制要求を踏まえた設備の更新・改造を実施していきます。
※原子力発電所の運転期間については、原子炉等規制法において、運転を開始した日から原則40年とされていますが、その満了に際し、原子力規制委員会の認可を受けることで、1回に限り20年を上限として延長が可能とされています。
 なお、海外では、例えば、米国でも9割以上の原子力発電所が60年運転を申請しており、8割以上が認可を取得済みで、約4割が40年を超えて運転しています。

今後の安全対策工事を含めた大型機器等の取替えについて

Q2.高浜1・2号機の再稼動はいつ頃になるの?

A2

必要な許認可をいただいても、再稼動までには数年が必要です。
 高浜1・2号機については、原子炉等規制法に基づき、7月7日までに運転期間延長認可申請の認可を得る必要があります。
 4月20日に許可をいただいた高浜1・2号機の原子炉設置変更許可に係る安全対策工事は、平成31年度中に完了する予定です。今後、審査や工事の進捗状況により完了時期が変更になる可能性がありますが、当社としては、できる限り早期に安全対策工事を完了し、みなさまのご理解を賜りながら安全最優先で再稼動を目指してまいります。

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