事業所・関連施設

美浜発電所だより

2016 vol.86 美浜発電所だより
平成28年6月6日発行

美浜1、2号機 廃止措置に関する状況について

 平成27年4月27日に運転を終了した美浜1、2号機は、平成28年2月10日に福井県や美浜町と「原子力発電所の廃止措置等に関する協定書」を締結し、同年2月12日に、廃止措置を安全かつ着実に進めるための「廃止措置計画認可申請書」を原子力規制委員会へ提出しました。現在は、申請内容について原子力規制委員会にて審査していただいています。
 また、「原子力発電所の廃止措置等に関する協定書」に基づき、当面3年間の廃止措置工事に関する具体的な内容等について、平成28年5月19日に福井県および美浜町に報告しました。

美浜3号機 新規制基準適合性審査に関する状況について

 美浜3号機は、審査期限までに必要とされる申請書を全て提出し、現在、提出した申請内容について原子力規制委員会にて審査していただいています。(下記図参照)
 この度、「①原子炉設置変更許可申請」の内容について、これまでの審査会合等の中でいただいた地震や津波、重大事故対策等に係るご指摘を踏まえ、平成28年5月31日に補正書を原子力規制委員会に提出しました。
あわせて「②工事計画認可申請」および「④運転期間延長認可申請」についても、耐震安全性評価の結果等を追加した補正書を再提出しました。
 引き続き、新規制基準適合性審査に真摯、かつ迅速、的確に対応してまいります。

美浜3号機 再稼動までに必要な手続きのイメージ

提出した申請(①②④)については、審査期限までに原子力規制委員会の許認可を受ける必要があります。

美浜3号機 再稼動までに必要な手続きのイメージ

  • 原子炉設置変更許可申請---原子炉施設の設置に係る基本設計及び体制の整備等の基本方針を変更するための申請。
  • 工事計画認可申請----------原子炉設置変更許可申請において許可された原子炉施設の詳細な設計を取りまとめた申請。
  • 保安規定変更認可申請-----原子炉施設の運転管理や手順等を定めた保安規定について、その内容を変更するための申請。
  • 特別点検-------------------原子炉容器や原子炉格納容器等の設備の劣化状況等を確認する点検。
  • 運転期間延長認可申請-----発電用原子炉を運転開始から40年を超えて運転する場合に特別点検の結果等とともに、原子力規制委員会へ提出する申請。原子力規制委員会の認可を受けた場合は、1回に限り最長で20年の運転延長が可能。
  • 使用前検査-----------------認可を受けた工事計画どおりに製作、設置され、所定の機能・性能等を有していることを、記録または実運転により確認。

原子力発電の安全性について 放射線や放射性物質を取り扱う原子力発電所では、従来より、機械や人を過信せず、「機械は故障し、人はミスを犯す」という考え方を前提に、故障やミス防止に対する取組みを実施しております。福島第一原子力発電所事故以降、あのような事故を二度と起こさないという強い決意のもと、安全の取組みに終わりはないということを肝に銘じ、規制の枠組みにとどまることなく、自主的かつ継続的な安全性向上対策を実施しています。

原子力発電所は、大きな揺れになりにくい硬い岩盤上に設置されています。

軟らかい地盤と硬い岩盤の違い
(熊本地震)

 平成28年4月に大きな揺れが観測された熊本地震において、熊本県益城町では、4月14日の前震(マグニチュード6.5)において、軟らかい地盤の地表で観測された揺れの強さは、1580ガルでしたが、地下の硬い岩盤の中では最大で237ガルでした。
 原子力発電所では、大きな揺れになりにくい硬い岩盤の上に建設しており、地震が多い日本ではその他にも、耐震安全性を確保するために、各種対策を実施しています。

原子力発電所は、従来より3つの取組みで安全を確保しています。

原子力研修センター訓練の様子
原子力研修センター
訓練の様子

 原子力発電所は、万が一、トラブルが発生したとしても、拡大を防ぐために、 運転員・保修員の教育訓練、設計の工夫、入念な点検・検査などを行っています。

①運転員・保修員の教育・訓練
原子力発電所の安全・安定運転を維持するために、 運転員・保修員の技術力の向上を図っています。

  • ○日常の業務を通じて実務訓練を実施
  • ○運転員は、通常の運転操作や故障の際の対応などを、シュミレーターを使って 定期的に確認
  • ○保修員は、原子力研修センターで、発電所と同様の機器を使って点検作業などの訓練を実施

②設計の工夫
原子力発電では、「止める」「冷やす」「閉じ込める」を実現することで安全を守ります。

設計の工夫

タービンの定期検査
タービンの定期検査

③入念な点検・検査
原子力発電所では、綿密に設備や機器の点検・検査を行っています。
 原子力発電所の設備は、私たちが健康診断を受けるように、故障がなくても発電所の運転を停止して、約1年毎に「定期検査」を行っており、定期検査の結果を踏まえ、必要に応じて設備の取替を実施しています。
 また、設備の設置や人員の体制などが適切に整備されているかなど安全性向上にむけた取組みの実施状況や有効性について、定期検査終了後6ヶ月以内に「安全性向上評価」を実施します。
 さらに、30年を経過した原子力発電所では10年毎に、機器等の劣化評価を行う「高経年化技術評価」を実施しています。なお、40年を超えて運転する場合は、加えて、原子炉容器等の取替えが困難な機器の健全性を確認する「特別点検」を実施します。

福島第一原子力発電所事故のような事故を二度と起こさないよう安全確保に全力で取り組んでいます

関西電力の原子力発電所の安全性・信頼性向上に向けた取組み
福島第一原子力発電所事故から得た教訓を胸に刻み、原子力発電の安全性のたゆまぬ向上に取り組んでまいります。

関西電力の原子力発電所の安全性・信頼性向上に向けた取組み

福島第一原子力発電所のような事故を二度と起こさないための安全対策~深層防護~
 新たな新規制基準は「深層防護」を基本としています。事故を起こさない、起こったとしても進展・拡大を防ぐ対策を何重にも実施(深層防護の徹底)しています。現在は、安全対策の内容等について原子力規制委員会にて審査していただいています。

福島第一原子力発電所のような事故を二度と起こさないための安全対策

大容量ポンプ起動訓練 電源復旧の為の雪中アクセス訓練 夜間訓練 がれき撤去訓練

万一の事故に備えて様々な訓練を実施しています
 対策設備等を配備した上で、これらの対策が素早く実行できるよう、装置の起動訓練や、各種ポンプの設置訓練など、夜間や雪の中も含めて実施しております。

第28回 美浜・五木ひろしマラソンに参加しました

 平成28年5月8日、第28回美浜・五木ひろしマラソンが開催されました。爽やかな五木(いつき)晴れで絶好のマラソン日和の中、美浜発電所の他に関西電力グループからも多くのランナーがエントリーし、爽快な汗を流しました。
 また、当日は、給水所での給水補助や救急車の配備、看護師の派遣などで大会運営にも協力しました。

美浜発電所を背景に元気よくスタートするランナー 沿道からランナーを応援する協力会社の方々 給水所の様子

県道白木線一斉清掃
▲県道白木線一斉清掃

 平成28年4月27日、大会に先駆けて、美浜町主催の白木線一斉清掃が行われ、ランナーの方々に美しい海岸コースを気持ちよく走っていただけるよう、美浜発電所の従業員も参加しました。

美浜原子力PRセンターからのお知らせ【回廊展】

 平成28年5月22日(日)~平成28年6月19日(日)
 パッチワーク個展 向日葵

  • 代表者:宮本 廣美(みやもと ひろみ)さま
  • 内 容:大小様々なタペストリーや、ポーチ等の小物作品を76点展示

 平成28年6月26日(日)~平成28年7月17日(日)
 第20回 美浜町押し花アート作品展 花の散歩道

  • 代表者:中西 みい子(なかにし みいこ)さま
  • 内 容:色とりどりの草花を使って作成した押し花アート作品を展示
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