事業所・関連施設

美浜発電所だより

2015 vol.83 美浜発電所だより
平成27年9月20日発行

美浜3号機 新規制基準適合性審査状況について 基準地震動993ガルについて概ねの了承をいただきました

美浜発電所敷地周辺の断層の分布
美浜発電所敷地周辺の断層の分布

(注)美浜発電所から半径約30kmの範囲の主な断層について図示している。

 当社は、本年3月17日に、美浜3号機の新規制基準に基づく原子炉設置変更許可申請(※1)を原子力規制委員会に提出し、これまでヒアリングや審査会合等により継続的に審議をしていただいています。
 この中で、耐震設計の基本となる基準地震動(※2)について、当社では、美浜発電所周辺の断層が連動する可能性も考慮し、断層の上端深さ(※3)を3kmとして計算した結果、美浜発電所近傍のC断層の影響が最も大きく、基準地震動が993ガルとなることを確認しました。
 このことについて、去る8月21日に開催された原子力規制委員会の審査会合で、計算手法や評価内容も含めご説明した結果、概ねの了承をいただきました。今後は、このほかの審議も踏まえ、的確且つ迅速に対応してまいります。

  • ※1 原子炉設置変更許可申請
    原子炉施設の設置に係る基本設計および体制の整備等の基本方針を変更するための申請。
  • ※2 基準地震動
    発電所の周辺で起きると想定される地震による最も大きな揺れ。単位はガル。
  • ※3 断層の上端深さ
    地震が起きると想定される最も浅いところ(図参照)
    上端深さが浅くなるほど、発電所までの距離が近くなり、発電所へ伝わる振動が強くなるため基準地震動が大きくなる。

(図)断層上端深さの概念図

美浜3号機 運転期間延長認可申請に必要な特別点検を実施

 当社は美浜3号機において、40年を超えて運転するための運転期間延長認可申請に必要な、特別点検(※)を実施しています。
 点検は、5月16日から開始し、8月27日をもって対象設備・機器の点検、データの取得作業を終え、8月末現在で、点検結果に問題がないことを確認しております。
 現在は、取得したデータの確認、解析、評価を実施しており、今後、その結果を踏まえ、運転期間延長認可申請の判断をしたいと考えております。

※特別点検・・・原子炉容器や原子炉格納容器等の設備の劣化状況等を確認する点検

美浜1、2号機 廃止措置を安全に行うための点検を実施

 当社は、本年4月27日をもって運転を終了した美浜1、2号機について、廃止措置を安全に行うための安全点検を、5月1日から7月17日にかけて実施しました。
 この点検は、燃料取扱設備や使用済燃料貯蔵設備、廃棄物処理設備等の廃止措置期間中に使用する設備の健全性を確認するもので、点検の結果、各設備・機器に問題はなく、今後も安全に使用できることを確認しました。
 当社では、今後、廃止措置に関する具体的な検討を進め、準備が整い次第、原子力規制委員会に廃止措置計画認可申請を行います。

美浜1、2号機 廃止措置に向け「廃止措置技術センター」を設置

 美浜発電所1、2号機の廃止措置を安全かつ着実に進めていくため、当社は、本年6月25日に、「廃止措置技術センター」を原子力事業本部に設置しました。
 現在は、法令に基づく廃止措置計画認可申請に向け、具体的な検討を行っております。
 美浜発電所では、同センターの内9名が主体となり、使用済み燃料の搬出をはじめ、除染、解体の手順確認など、業務全般の検討を進めるための現場調査などを協力会社の方々と一体となり進めております。

 廃止措置は当社として、初めての経験であり、多岐に亘る課題がありますが、一人ひとりが廃止措置の技術力向上を目指し、協力会社の方々を含めた発電所全体が一体となって、長期に及ぶ廃止措置を安全かつ確実に進めていけるよう頑張ります。

廃止措置技術センターの概要

 海外では既に原子力発電所の廃止措置は実施されていますが、国内では初となる加圧水型軽水炉プラントの廃止措置のパイオニアとして安全最優先で廃止措置を着実に進めてまいります。

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