事業所・関連施設

美浜発電所だより

2010 vol.66
平成23年3月31日発行
美浜発電所だより
東北地方太平洋沖地震にかかる関西電力原子力発電所の対応について

美浜町長による健全性の確認(3月16日)
美浜町長による健全性の確認(3月16日)

 この度の東北地方太平洋沖地震により尊いお命を亡くされた方々のご冥福を、心からお祈りするとともに、被災された方々やご家族はじめ、関係する皆さまに、心からお見舞い申し上げます。
 この地震により東京電力の原子力発電所で発生した事故につきまして、当社は、福井県ご当局等からのご要請を受け、11基の原子力発電所の原子炉を「止める」「冷やす」、放射性物質を「閉じ込める」ための安全上重要な機器の健全性について確認しています。
 これまでも、主要機器の巡回点検等を行ってきましたが、これらの点検とは別に、原子力発電所に外部からの電源が喪失した場合に使用する非常用ディーゼル発電機等の起動試験や各種計器の指示値の確認など、設備の安全性について再確認してまいります。
 また、東京電力の原子力発電所で発生した事故の詳細内容がわかり次第、ソフト面やハード面を含めた対策を講じることとしていますが、現段階で考えられる、以下の対策についての検討をすでに開始しています。(下図のとおり)
 さらに、1安全上重要な設備の機能維持にかかる対策について、最優先に予算を確保し実施するとともに、2現在、定期検査の最終段階である美浜発電所1号機、高浜発電所1号機につきましては、定期検査の期間を延長し、定期検査で停止中にしかできない健全性確認試験などを実施し、その結果を地元の皆さまにご理解いただいた上で運転を再開したいと考えております。
 なお、美浜発電所では、3月14日に福井県原子力安全専門委員会、3月16日に美浜町長が、また3月25日には美浜町原子力環境安全監視委員会が主に、「冷やす」機能に関連する設備(海水冷却系、非常用ディーゼル発電設備など)の状況を確認されました。

[対策例1]
非常用ディーゼル発電機以外に、移動が可能な空冷式非常用ディーゼル発電機の設置(美浜発電所に5台)
 ※冷却に水を使用しない空冷式のもので、津波の影響を受けないよう動かすことができる発電機
[対策例2]
原子炉を「冷やす」ために必要な海水ポンプに対する、津波による波の影響を受けない対策の強化(防護壁の設置)
[対策例3]
非常用ディーゼル発電機を冷却する海水を供給するための移動が可能なエンジン駆動ポンプの設置(美浜発電所に14台)
[対策例4]
原子力発電所において外部からの電源が喪失し、さらに非常用ディーゼル発電機も運転できない場合を想定した非常時対応訓練の強化

対策例 図

●地震発生後、ただちに実施した対策について

当社小浜営業所に配備した電源車
当社小浜営業所に配備した電源車

  • ○今回の事故を受けた機能点検として、3月11日に当社プラント11基の非常用ディーゼル発電機の状態確認(油面、水位、濃度、圧力等)を行い、問題のないことを確認しています。
  • ○今回の事故を踏まえ、3月12日に電源車を当社小浜営業所 に3台配備しています。また、 新たに19台の電源車を若狭地域に配備することとしました。
●日本周辺の地質構造と地震について

 日本海には大きな津波の発生の原因となる海溝型のプレート境界がないことから、若狭湾周辺で大きな津波が生じる可能性は低く、文献などからも周辺で津波による大きな被害記録はありません。

日本周辺の地質構造と地震について 図

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