自然と地域の豊かな共存をめざして

 
はじめに
日本屈指の暴れ川
黒部川
重要な役割を担う
水力発電
黒部川とともに
歩むダム、発電所
黒部川とダムが
共存するための
技術”排砂”
限りなく自然に
近い土砂の流れを
目指して
総合的な土砂管理のために
環境を見守るまなざしもしっかりと

パンフレットの
実物はこちらから


自然の恵みと厳しさ 数字が実証する黒部川の素顔


雄大な北アルプス連峰から富山湾まで一気に流れ下る黒部川。
豊富な水量をたたえた清流は豪壮な渓谷を刻み、運ばれた土は日本を代表する
扇状地を形成し、豊かな穀倉地帯として流域の人々の暮らしを潤してきました。
しかし、ひとたび豪雨となると手のつけられない暴れ川と化し、大きな災害を
引き起こしてきました。

年間降水量4,000mm、日本最大級

 黒部川流域はまれにみる多雨多雪地帯で、山岳地帯では年間降水量が約4,000mmあり、流域平均降水量としては日本でも最大級です。 黒部川流域の雨量と気温
(仙人谷地区)

平均匂配1/40、日本有数の急流河川

 北アルプスの鷲羽岳(2,924m)を源に立山連峰と後立山連峰の間を縫って日本海に注ぐ黒部川は、平均勾配1/40、源流から中流域にいたっては1/20~1/35という類をみない急流です。
約85kmの流路の大半をV字形の谷がしめ、日本一深い渓谷「黒部峡谷」が人々を魅了しています。
しかし、その美しい清流もひとたび豪雨に見舞われると「暴れ川」と化してしまいます。
※ 1/40の勾配=水平方向40mで高低差が1mの勾配
おもな河川の河床勾配比較図

 黒部川の源となる山々は第三紀以降に断層活動を伴って急激に隆起したもので、浸食作用が著しいのが特徴です。さらに基盤がもろく保水能力の低い花崗岩類でできているため、非常に崩れやすく、上流域の崩壊箇所は約7,000箇所、その面積比率はおよそ5%にも達します。豪雨時には崩壊した多量の土砂が川に流れ込み 、下流部一帯に多大な被害を与えてきました。 おもな河川の崩壊面積率


上流部に約7,000箇所の崩壊地が存在する黒部川では、降雨や融雪により大量の土砂が流出します。 その量は、年間約140万m3と国内トップにランクされ、10tトラックに換算すると22万台分に相当し、東京ドーム(約124万m3)にも入りきらない量になります。


祖母谷の大崩壊


小黒部谷の崩壊地

写真提供:国土交通省 北陸地方整備局 黒部河川事務所
 

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