もう下を向いては歩けない!? 電柱豆知識!

1. 電柱はどうやって建てるの?

「電柱ってどうやって建てるんだろう?」―こう考える人もいるんじゃないかな?関西電力では、これまで長い電柱をそのまま運んできて建てていたんだけど、今はほとんどが「2本継(つぎ)」という方法で建てているんだ。2本継(つぎ)というのは、1本の電柱を上と下の2つに分けて運び、電柱を立てる場所でその2つをつなぎ合わせるという建て方なんだよ。この方法を使うことで、かんたんに電柱を運ぶことができるし、建てるときにまわりのものに当たったりせず安全に電柱を建てることができるんだ。

2. 電柱についてる番号、その正体は?

さっき電柱には3つの呼び方があることがわかったけど、もっと詳しく関西電力が管理する電柱について、見てみよう。電柱には、1本1本違う番号札が付いていてそこには電柱番号がかいてあるんだ。

「冠称(かんしょう)」という地域の名前、並(なら)んでいる順番についている「通しNo」、方向がわかるように「分岐(ぶんき)方向」が書かれているよ。「通しNo」は変電所など電気が送られてくる側から順番についていて、途中(とちゅう)分かれる場合には、E(東)W(西)S(南)N(北)のアルファベットで方向がわかるようになっているんだ。みんなも自分の家につながっている電柱番号を一度チェックしてみてね。

電線に物が引っかかっていたり、切れているのを発見したときは、近くの電柱の電柱番号を関西電力に伝えるとすぐにどこの場所か分かるんだよ。電線になにか物が引っかかったときには、電柱番号をさがして関西電力に連絡(れんらく)してね。

3. 絶妙(ぜつみょう)なバランスによる電柱のたたずまい

電柱には、倒(たお)れないようにさまざまな工夫がされているんだ。例えば、電柱にかかる力のバランスをとって、電柱が倒れることを防ぐために支線(しせん)や支柱(しちゅう)というものが取り付けられている電柱もあるんだ。支線や支柱は全部の電柱につけているのではなくて、電線がつながっている最後の電柱だったり、建っている場所の風の強さなどから判断して、必要な電柱につけているんだ。

電柱にかかっている電線は、電柱と電柱の間の重さで、1本あたりおよそ50kgほどになるよ。また、端(はし)っこの電柱の場合はその半分ほどの力が電線によってかかるよ。風が吹(ふ)けば、数百kgの負荷(ふか)がかかる場合があるよ。
イラスト1のような電柱であれば、両方の電線から引っ張られていて、同じ力がかかっているから支線や支柱などは必要ないんだよ。一方でイラスト2のような電柱は、片方(かたほう)から引っ張られる力だけが働いているから、このような電柱には支線などの支えが必要なのがわかるね。

4. 古くなった電柱はどうするの?

電柱は定期的に点検(てんけん)し、交かんをしているんだ。
ちなみに、取り替(か)えられた古いコンクリート柱は、すべてリサイクルされていて、コンクリートは道路の材料になったり、中にある鉄筋(てっきん)は製鉄(せいてつ)の材料として生まれ変わるんだ。

5. 関西電力の電柱の数はいくつ?

電柱は街中にたくさんあるけど、世の中にはいったいどれくらいの数の電柱があるんだろう。主に関西地域に電気を送っている関西電力の場合、約280万本の電柱を管理しているんだ。なにげなく見ている数多くの電柱が、みんなの生活を支えているんだということがわかるんじゃないかな。

6. 電線にとまっている鳥は感電しないの?

「電線に鳥がとまっているのを見るけど、なんで感電しないんだろう?」―こんなふうに思ったことがある人は多いんじゃないかな?

その理由は、鳥が1本の電線にとまっているからなんだ。電気は電圧の高いとこらから低いところに流れるんだけど、1本の電線に流れる電気の電圧は同じだから鳥には電気が流れず、感電しないんだよ。もしも鳥が電圧のちがう2本の電線にとまってしまったり、1本の電線にとまりながら電柱などほかのものにふれてしまうと、電気が流れて感電してしまうんだ。
みんなは、絶対に電線にさわらないでね。

(2018年12月時点の内容です)

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