環境レポート2016

大気汚染防止対策

硫黄酸化物低減対策

硫黄酸化物(SOx)は燃料中の硫黄分(S)が燃焼する時に空気中の酸素(O)と結合し、発生します。
火力発電所からのSOx排出量を低減させる対策として、燃料の低硫黄化、排煙中のSOxを取り除く排煙脱硫装置を設置するなどしています。

・燃料の低硫黄化

当社では低硫黄重油や低硫黄原油、硫黄分を含まないクリーンなLNGを使用しています。
2015年度の低硫黄重油、低硫黄原油およびLNG使用量は重油換算で約1,497万kLに相当し、火力発電用燃料(重油換算)の約85%を占めています。

・排煙脱硫装置の設置

当社は、1960年代から排煙中のSOxを取り除く排煙脱硫装置の研究開発および導入に積極的に取り組んできました。
2015年度末現在、排煙脱硫装置は8基で495万kW相当の設備となっており、燃料の低硫黄化の推進とあいまって、SOx排出量の低減に大きく寄与しています。

・火力発電電力量とSOx排出量

火力発電電力量とSOx排出量

火力発電電力量あたりのSOx排出量は、欧米主要国(アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア)と比較して、わが国の電気事業は0.1g/kWhと著しく低く、さらに当社は、わが国の電気事業の中でも低い値となっています。

・世界各国の火力発電電力量あたりのSOx排出量

世界各国の火力発電電力量あたりのSOx排出量

【出典】
海外:排出量/OECD.StatExtracts Complete databases available via OECD's iLibrary
発電電力量/IEA ENERGY BALANCES OF OECD COUNTRIES 2014 EDITION
日本:電気事業連合会調べ(10電力+電源開発)
環境