環境レポート2017

原子力発電のCO2排出抑制効果

原子力発電は、石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料を使用する火力発電とは異なり、発電時にCO2を排出しないため、CO2排出抑制に大きく貢献する発電方法です。
 東日本大震災(2010年度)以降、原子力利用率の大幅な低下に伴う火力発電量の増加により、当社のCO2排出量およびCO2排出係数は著しく増加しています。特にCO2排出係数は原子力利用率と相関性が高く、原子力利用率が低下すれば、CO2排出係数は増加します。
 近年においても、継続的な火力発電所の熱効率向上などに取り組んでいるものの、CO2排出係数は東日本大震災以前(2010年度)の水準と比較すると大きく増加しており、原子力発電の停止による影響は、極めて大きいものとなっています。
 安全を最優先とした原子力発電の活用は、今後もエネルギーセキュリティの確保や経済性に加えて、地球温暖化防止という環境問題への対応の観点から、非常に重要な取組みであると考えています。

CO2排出係数などの推移

CO2排出係数などの推移
  • ※1 暫定値であり、正式には「地球温暖化対策の推進に関する法律」などに基づき、国からCO2排出係数の実績値が公表されます。
  • ※2「地球温暖化対策の推進に関する法律」上の「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」に基づき計算しています。また、2011年度以降の調整後排出係数は、CO2クレジットの反映による控除分のほかに、太陽光余剰買取制度・再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度のもとでの環境価値の調整も含まれます。

東日本大震災以前との比較

東日本大震災以前との比較

電源別のライフサイクルCO2排出量

原子力発電は、再生可能エネルギー(バイオマスは除く)と同様に発電時にCO2を排出しません。

電源別のライフサイクルCO2排出量

※原子力については、現在計画中の使用済み燃料国内再処理・プルサーマル利用(1回リサイクルを前提)・高レベル放射性廃棄物処分等を含めて算出。
出典:電力中央研究所報告(2016年)

安全を最優先とした原子力発電の運転

原子力発電は、発電時にCO2を排出しないことから、地球温暖化防止対策として重要な電源です。
 当社は、立地地域のみなさまのご理解のもと、安全の確認されたプラントの速やかな再稼働に向けて、原子力規制委員会の審査への適切な対応をおこなうとともに、規制の枠組みにとどまらない安全対策を自主的かつ継続的に推進していきます。
「あくなき安全性の追求  新規制基準の適応状況」はこちらをご覧ください。

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