環境レポート2016

技術開発の取組み

電気事業者としての専門技術力を活かし、系統の運用や制御の技術、エネルギーマネジメント技術、環境保全技術などの技術開発を通じて低炭素社会の実現に貢献します。

日射量短時間予測システム「アポロン」の開発

天候により出力が変動する太陽光発電の大量導入に備え、当社と(株)気象工学研究所は、2012~2014年度で日射量短時間予測システム「アポロン」を開発しました。アポロンは気象衛星が撮影した雲画像から雲の高度や形状を分析し、地表面の日射強度を推定(図1)、また、高度ごとの風データで分析した雲データを移流させ(図2)、3時間30分先までの日射量を1kmメッシュごとに3分刻みで予測します。予測日射量を活用することで、太陽光発電出力の変動を事前に予測し、安定的な需給制御を実現できます。当社は、こうして太陽光発電の普及に貢献し、低炭素社会の実現をめざします。

1枚の衛星画像から3時間30分先(3分刻み)の日射を予測

流域下水道管路の下水熱利用

■温度差エネルギーの利用
温度差エネルギーの利用

当社は2015年度より、滋賀県の流域下水道管路の下水熱を民間の産業用施設への熱供給に利用するため、その事業可能性を滋賀県、積水化学工業株式会社、株式会社日水コンと共同研究しています。熱源を流域下水道管路内の下水とし、利用対象を産業用施設とした官民での共同研究は全国初の取組みです。実用化されれば、未利用エネルギー資源の活用拡大につながり、お客さまの温室効果ガス削減や光熱費低減に役立つものと期待しています。

※流域下水道管路:複数の公共下水道の下水を受ける管路で、規模が大きく流量も多い。

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