環境レポート2017

海外での取組み

地球環境問題をはじめとするグローバルな問題の解決に向け、電気事業者として長年培った知識や経験、技術やノウハウを活かし、海外でもさまざまな取組みを展開しています。

ラオス人民民主共和国でのナムニアップ1水力発電プロジェクト

ラオスとタイの国境を流れるメコン川の支流・ナムニアップ川に、出力約27万kW(主発電所)及び2万kW(副発電所)の2箇所の発電所を建設しています。主ダムは高さ167m、堤頂長が530mで、黒部ダムと同等の規模です。27年間の買電契約期間終了後には、プロジェクト施設一式をラオス政府へ無償譲渡するBOT(※)事業です。
 ナムニアップ1水力プロジェクトは、当社が筆頭株主となる初めての海外案件であり、当社の自主開発プロジェクトとして2004年から調査を開始しました。2013年にはナムニアップ1パワー社を、タイの「EGATインターナショナル」、ラオス政府の「ラオ・ホールディング・ステート・エンタープライズ」とともに設立しました。2014年10月に着工し、2016年4月からはダムのコンクリート打設を開始しています。副発電所は2017年5月に湛水を開始しました。商業運転の開始は2019年1月の予定です。
 当社は、国内電気事業の経験を活かし、設計や工事全体の工程・品質管理を担当しています。主要建設工事は土木、電機、金物などに分割して発注し、技術力の高い日本企業と契約しました。当社出向社員を中心とした監理のもとダムや発電設備等の施工が進められています。このように「日本企業中心」の体制で取り組み、その良さを広く伝えることで、日本のインフラ輸出拡大にも貢献できると考えています。

※)
Build Operate Transfer(建設・運営・移転):民間が施設を建設・維持管理・運営し、契約期間終了後に公共へ所有権を移転する方式

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