環境レポート2016

PCB廃棄物の処理

PCBは絶縁性、不燃性などの特性を有し、化学的に安定していることから、1954年に国内で生産され、変圧器、コンデンサといった電気機器をはじめ、幅広い用途で使用されてきました。しかし、その毒性が社会問題化した結果、製造が中止され、PCBを使用した機器等の保管事業者には「PCB特別措置法」により、適正な保管および2027年3月末までの処理が義務付けられています。
 当社は、PCB特別措置法など関連法令を遵守しながら、保有するPCB廃棄物の特性に応じ、安全・確実に全量処理をめざした取組みを進めています。低濃度PCB廃棄物のうち、柱上変圧器については「柱上変圧器資源リサイクルセンター」を設置し、絶縁油とケースの無害化処理をおこない、資源として再利用してきました。その結果、2015年7月末には、これまで保管してきた絶縁油および柱上変圧器ケースの処理が完了しました。その他の低濃度PCB廃棄物については、グループ会社の技術力などを活用し、効率的に処理を進めています。また、PCBを絶縁油として使用した高濃度PCB廃棄物については、国の基本計画に基づき中間貯蔵・環境安全事業㈱(JESCO)に処理を委託しています。

※PCB:Polychlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称のこと。電気絶縁性が高いといった特徴があり、変圧器用の絶縁油などに使われていた。生態系への影響があることから、製造・使用などが原則禁止になった。

グループ会社の取組み

関電ジオレ(株)の汚染土壌処理施設(高温熱処理設備)
関電ジオレ(株)の汚染土壌処理施設
(高温熱処理設備)

関電ジオレ(株)は、汚染土壌浄化用の高温熱処理設備(ロータリーキルン)を活用し、2013年7月に汚染土壌処理施設として国内初の無害化処理認定を環境大臣より取得し、低濃度PCB汚染油の処理を進めています。またPCB汚染土壌についても2014年7月に土壌汚染対策法の許可を取得し、無害化処理をおこなっています。

(株)関電ジオレ

(株)かんでんエンジニアリングの移動式洗浄装置
(株)かんでんエンジニアリングの
移動式洗浄装置

(株)かんでんエンジニアリングは、2014年5月に、移動式溶剤洗浄技術としては国内初となる微量PCB廃電気機器の無害化処理認定を環境大臣より取得し、汚染機器の移動・解体を伴わない安全・経済的な無害化処理をおこなっています。今後も当社グループは国内のPCB処理推進に貢献していきます。

(株)かんでんエンジニアリング

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