プレスリリース
2006
2006年10月26日
関西電力株式会社
「竹の炭化によるCO2固定・有効利用の研究」における水質浄化実証試験開始について
当社は、京都府の舞鶴地域に生育している竹を利用し、竹炭化によるCO2固定と有効利用研究を行っておりますが、このたび、舞鶴市内の河川において、炭化した竹を用いた水質浄化実証試験を開始します。
1.趣 旨 | ||||||||||
当社は、平成16年11月より、舞鶴自然文化園内に建設した研究施設「舞鶴CO2竹炭固定・有効利用実験センター」において、竹を炭化させることでCO2の固定をはかるとともに、その竹炭を用いた水質浄化や土壌改良・竹炭たい肥の農業への利用など各種有効利用研究を行っておりますが、このたび、水質浄化の試験装置が完成しましたので、その実証試験を開始します。
本実証試験は、平成20年3月まで実施し、ここで得られた試験結果を踏まえて、竹炭の水質浄化材としての有効性を今後評価してまいります。 竹林拡大による森林被害が全国的な問題になっている中で、当社は、その竹を利用し、竹炭としてCO2を固定することによる地球温暖化の防止と、竹炭を用いて地域の水質を浄化することによる地域環境の改善を同時に達成したいと考えています。 |
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2.実証試験の概要 | ||||||||||
竹炭に棲みついた微生物が水中の有機物などを分解する性質を利用し、竹炭を浄化材とした水質浄化装置に河川水を通すことで、水質浄化の性能評価を行う現地実証試験。
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以 上
<添付資料>