プレスリリース
2004
2004年11月30日
和歌山県営水力発電所の譲り受けに関する覚書の締結について
当社はこの度、和歌山県企業局が管理・運用する水力発電所(佐田発電所、岩倉発電所、美山発電所)について、和歌山県から譲り受けることとし、本日、和歌山県ご当局との間で発電所の譲渡に関する覚書を締結いたしました。
今後、和歌山県ご当局と当社にて、当社が当該発電所を譲り受けるにあたって必要となる関係法令の手続きを進めるとともに、発電運用等に関する詳細条件の協議を進め、平成17年3月末を目途に引き渡しを受ける予定としております。
当該3水力発電所については、これまで発電所の管理・運用を行ってきた和歌山県企業局が平成16年度末を目途に廃止されることを受けて、本年7月に県ご当局から譲渡の申し出を受け、これまで協議を行ってきたものであります。
今回、当社が譲り受ける水力発電所については、運転開始以降長年にわたって、その電力が当社に供給され、当社の電力供給の一翼を担ってきた貴重な水力資源であります。
また、電力自由化が進展し、今後、電力事業における競争が厳しさを増す中、当社がこれまで培ってきた水力発電に関するノウハウや当社の設備保全体制を活用することにより、より合理的な発電所運営に努め、コスト低減を図ることができると考え、当該発電所を譲り受けることとしたものです。
なお、当社が当該水力発電所を取得した後も、ダムの管理・運用は引き続き和歌山県ご当局が実施されることから、治水に関する運用は従来どおりであり、また当社の発電運用は、和歌山県ご当局が定めますダム運用の方法に従い、和歌山県ご当局が行われてこられた運用事項を引継ぎ、実施することとしております。
以 上
<参考:和歌山県企業局が管理・運用する水力発電所>
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